転校しました。
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「本当だ。」
これで私と同じ戦車に乗っていた仲間が全員転校してきた事が分かった。
「それでは教室に行きますか。」
階段を上っていくと後ろからでもわかる私達の仲間である亜依の姿があった。
「亜依、おはよう。」
一番始めに挨拶をしたのは裕香だった。
そして亜依がこちらを向いてきて。
「おはようございます。みんなが同じクラスで嬉しいです。」
「そうだよね。そう言えばみんなは必修選択科目は何を取る予定なんですか?」
始めにいい始めたのはなんと梨華だった。
「私は華道を選択しようと思っているよ。」
「じゃあ私もそれで。」
さやねが私と同じ華道を選択すると言うと、そのあとに全員が華道を選択した。
そして何事もなく数日がたった。
昼食時に生徒会がみほを呼び出す放送が流れた。
「みほさん、呼ばれましたね。」
「多分、必修選択科目で戦車道を取れって言われるんだろうね。」
「それは名家だから仕方ないよ。でもなんでみほさんだけなのかな?」
すると一人黙々と昼食を食べていた梨華が、
「西は西住流、東は大狩流が主だからね。こっちでは西住流の方が知名度はあるから当然なの。」
そんなことを聞きみんなが納得した。
後ほんのすこしだけ平穏な日々が続く。
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