第0章 原作前
転生
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ここはどこだろう?
目を覚ますと、俺は真っ白で何もない殺風景な空間に一人ぼっちでいた。
「あれ?俺はさっきまで何してたんだっけ?少なくともこんなところにはいなかったはずなんだが…」
「ここはあの世…天国よ」
突然、後ろから女性の声が聞こえた。
確認しよう。今の今まで誰もいなかったはずだ。足跡すら聞こえなかったし、誰もいるはずがない!幻聴だ。きっとそうだ!
「君聞こえてるの?」
また、再び女性の声がする…幻聴ではなかったようだ。
後ろを振り返ると、そこには自分と背丈が同じくらいで可愛い女性がいた。
「可愛い女性…嘘でも嬉しいわ!ありがとう」
顔を赤くして、お礼をいわれた…なぜだ?
というか、その前に俺は声に出して言ってた?
いや、そんなはずはない。声には出してなかったぞ。それなのになんで分かるんだ?心の声でも聞こえてるのかな。
「フフフ。なんで聞こえるかって?それは…私が神だからよ!」
やばい。可愛い顔してるくせに中二病だ…
残念な子だったんだね。
「中二病じゃないわよ!本当に神なのよ。」
そんな馬鹿な…本当に神様なら聞きたいことは一つだけだ。
「なぜ俺はこんな所にいるんだ?」
「それは貴方が死んでしまったからなのよ。貴方は車にひかれそうになってた子供を助けたのよ」
あ、思い出した。確かあの時は買い物から家に向かってる時に横断歩道を歩いてる女の子がいるのにも関わらず、前方から猛スピードで突っ走ってくる車がいたんだ。その子を助けようとして庇ったんだ。
「俺は車にひかれて死んだんだ。そうなんでしょ?」
「ええ、そうなのよ」
「あの庇った女の子は無事だったのか?」
「幸いにも怪我もなかったわよ」
それならよかった。
ああ、でもこれからどうなるんだろ。
死んでしまったしな。まだ、やりたいことたくさんあったのに…18年しか生きてないんだぞ。
すると…神様が
「貴方を転生させます」
と言ってきた。
「転生って?元の世界に戻してくれるのか?」
「それは無理なのよ。ごめんなさい。元の世界ではなく他の世界に転生させてしまうことになるのよ。例えばアニメやゲーム、ラノベといった二次元の世界になんだけれども。」
元の世界には戻れないのは残念だけど、アニメの世界とか行ってみたかったからこれは不幸中の幸いだな。知ってる作品は少ないんだけどね。
「行きたい所はある?」
行きたいところって言ってもな・・・
「特に行きたいところはないかな」
「そうなのね。それではハイスクールD×Dという世界に送ります!」
ハイスクールD×D?あ、聞いたことのある作品だ。確か俺の生前に友達がよく話してたっけ。なんでも最初か
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