暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒衣の創造神〜
第5巻
箒の特訓模様×織斑兄妹による真剣模擬戦
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指示=俺の指示とされている」

左手にショットガンを持たせながら待機、モードをバズーカとしているのでエネルギー再充填まで二十秒。PICをマニュアル制御しながら、射撃時の反動も自分で相殺しなければならない。箒にとってこれは予想以上にキツいし、反動制御に失敗すれば真後ろの壁か俺らがいる所へ頭から突っ込むハメになる。

「(セシリアとシャルロットは簡単にやっていたが、シューター・フローだけでも難しいと言うのに)」

実際二人はマニュアル操作でやれるだけの技術を持っているが、ハロとのコンビネーションでやっているので基本的にマニュアル操作をハロだけで任せている部分は各機体によって違う。紅椿と一体化している脚を慎重に動かすが、箒の教え方は所々に擬音が入るので遠心力を利用しつつ制御する。まるでスケートのような感じで滑るが、千冬もただ教師をやっているだけではなさそうだ。

「千冬、真剣を持つ同士で模擬戦出来る何て余り無い事だろ?」

「そうだな。日頃から小娘らにIS操縦を教えて来たが、私が戦う所を見たのは大会以来かもしれん。それにこれはビームサーベルと刀の二通りが出来るようだし、模擬戦相手が一夏なら手加減無用だ」

「それはこっちのセリフだ、ブリュンヒルデと呼ばれた千冬でもISを纏っていなくとも相手出来る程の力を持つ俺と同等かもしれんがな」

「箒、集中ー」

「は、はいっ!」

「今、一夏の事を考えていたでしょ」

「ち、違う!」

とまあこんな感じで千冬と模擬戦しながら見ていたが、今は意識を機動制御に集中させてアイススケートをやっているようなイメージを浮かびつつ遠心力に流されつつ逃がすと言う動きとなっていた。

「(しかし、これはやはり射撃タイプの動作だろうな。本当に私の役に立つのだろうか・・・・?)」

「はい、そこで余計な事を考えないの。ちゃんと集中しないとどうなるか知らないよー」

「すみません」

実際俺の指示もそうだが、セシリアとシャルの指導は優秀な訓練官であると同時に分からない部分でさえ分かりやすく箒に理解させるのも俺の仕事の一つだ。擬音ばかり使う箒に、実際やっている事を説明させたら見事に擬音だらけだったのでまずはそこから直す事となった。

「小娘ばかり目を向いているが、私ではつまらんか?」

「いんや、この模擬戦は楽しくやっていると同時にアイツの教官でもある。なのでアレを習得させたら、次は何をさせるか頭の中で考えていた」

「一夏の太刀筋は相変わらず手厳しい程だが、生身でISに立ち向かう事など私しか出来ない事かと思っていた」

「俺が持っている剣も特別だが、千冬が持っている剣も意識させれば色々と使えて便利な代物になるだろう。ただし、今回は試作品なのでな」

そう言っていると上で
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