第一部
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さん
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っている原因だ。
通常、プラズマキャスターを複数持つようなことは忌諱されており、誉められたようなものではない。しかし、私は冒険者になった頃から氏族には所属せずにいるため、ある意味特例のようやものだ。
他にも、トラブル処理のクリーナーなどがそういった掟から逸脱した存在であると言える。
また、余談であり、これは私の完全な趣味であるが、デザインは戦国時代の甲冑に近くしてある。
ロマンは男を奮い立たせるのだ。
更に台座から小型で、グリップの周りに6枚の『く』の字型の鋭い刃がついている、通称シュリケンと呼ばれる武器を左右の腰のホルダーに2枚ずつ、計4枚収納する。
非使用時にはグリップ内部に刃は収納されており、刃を展開させて投げつけてよし、手持ちで切り裂いてもよしと、チャクラムのように使用できるなかなかに使い勝手のいい武器の一つである。
ちなみに、成人前のプレデターが斬りつけても人体を骨ごと軽く両断し、投げつければ石壁に突き刺さる威力を持っている。
次に壁に立て掛けてある、長さ2メートル50センチほどの、船を漕ぐオールのように柄の両サイドに薙刀の刃がついているダブルブレードを手に取る。
すると、両端の刃は中間から割れて柄に収納され、更に2段階に縮み、長さが80センチほどまでになったところで腰に差す。
おっと、忘れちゃいけない医療キットを腰へ装着。
最後に2本の角が額から突き出た、鬼の顔の造形を模したヘルメットを顔に当て、プシッと軽い空気の抜けるような音を聞きながら装着する。
充分重武装じゃないかって?
いえいえ、デフォです。
左右のガントレット、プラズマキャスターは固有武装で、私の場合はダブルブレードだが、一般的にはスピアを装備し、腰にはシュリケン、もしくはスマートディスクという円盤状の鋭い刃がついた武器を携帯している。
ほら、普通。
プラズマキャスターのプラス2挺は私の特権です。
主に死にたくないので。
船内の後部まで移動し、ガントレットで操作してハッチを解放する。
ゴウッと、圧力が掛かる音を聞き、更にヘルメット内で光学迷彩の起動スイッチを2対4本の牙の一本を動かしてオンにすると、バチバチと体に纏わり付くように紫電が走る。
それも一瞬のうちに収まると、既に私の体は辺りの風景と同化していた。
さあ、探検に参りますかね!
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