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宇宙を駆ける狩猟民族がファンタジーに現れました
第一部
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さん
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ドレッドには刃渡り60センチの伸縮可能なリストブレイド、左腕には光学迷彩の制御を始め、各種装備の調整や制御を行なったり、立体映像の表示や生体情報の分析、音声の録音などが可能なコンピューターガントレット。我々の種族が用いるハイテク機器のコントロールに最も必要なもので、自爆や証拠隠滅用の小型のプラズマ爆弾もセットされている。
 場合によってはコンピューターガントレットに装備を増設することが可能で、狩りの内容によっては人間の体を容易に切断することのできる、巻き取り式のネットランチャーや、矢尻のような物を飛ばし、電撃を発生させるプラズマボルト、コンピューターガントレットの動力を利用してパンチ力を高めるナックルダスターなどがある。
 しかし、今回は探索になるので素早く動けることが重要になるため、コンピューターガントレットにこれらの装備を増設するのは止めておく。
 合わせて両ガントレットに装備することのできる、シミターブレイドも今日のところは必要ないだろう。

 つらつらと考えながら移動し――ブリッジから一直線ではあるが――格納庫の扉を開ける。
 八畳ほどの広さを持つスペース、そのすぐ右手には数多くの武器を含めた、狩猟に必要な装備品が壁や台座の上にところ狭しと置かれており、左手にはこれまたいままで狩り獲ってきた生物の頭蓋骨、あるものは脊髄が繋がった状態で飾られている。
 これはトロフィーであり、我々種族が収集しているものだ。あまり個人のスペースにこういったものを置きたくはないのだが、郷に入りてはとも言うし、仕方なく陳列させている。

 そんな戦利品を尻目に、私は装備品を吟味していく。

 常に素肌には保温機能が搭載されている網目状のボディースーツを着用してあり、この上から鎧を着込むことになる。
 また、下半身、特に股間部分は布や褌を巻いて、腰鎧と足首から膝辺りまでの足鎧を装着するのだが、元文明人として流石にこれはいただけなかった。

 間違っても私にはそんな癖はない。

 故に、下半身には袴に近い、太股あたりがふっくらするようなズボンを纏い、その上から足鎧を装着している。
 上半身は全身鎧のような物ではなく、胸全体と左脇腹を保護するような形の鎧を身に付け、左肩アームにプラズマキャスターを取り付ける。
 左側はプラズマキャスターやコンピューターガントレットといった、我々の生命線ともいえるハイテク機器が搭載されており、防御力を高めるために若干重圧を増してある。
 プラズマキャスターに至っては、我々と敵対関係にある、バーサーカー種族のプラズマキャスター1挺と、我々クラシック種族と呼ばれるプレデターのプラズマキャスター2挺を三角形になるようにアームに装着し、装備しているため、左肩甲骨あたりにジェネレータ―と冷却装置を増設しているのも重圧にな
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