レベル3 次世代の力を操る者は
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」
そう断言されてしまっては、樢は喉から出かかった二の句を飲み込むしか無かった。
「というわけで、」
夢値は、全身を稲紅の方へ、戦いの場の方へ向け直した。
「やれるだけやりますよ」
それから、夢値は自分のデッキと墓地を回転させだした。1枚のカードを手札に墓地にと循環していく度に、カードが少しずつ移動していく。樢は、夢値の一喜一憂をただ眺めることしか出来なかった。
「こ、ここまで来たら、中途半端なのも寝覚めが悪いでござるよ……?」
稲紅は期待と不安の伺える面持ちで夢値のフィールドを見つめている。
「あ、墓地が足りないので《ジェムナイト・ジルコニア》を攻撃表示で融合召喚しますね。あー、これなら《ラピスラズリ》の効果は後にした方がダメージ増えましたね」
ジェムナイト・ジルコニア 融合モンスター
星8/地属性/岩石族/攻2900/守2500
「ジェムナイト」モンスター+岩石族モンスター
もののついでに攻撃力2900を出しながら、デッキはなんとか回っているようだ。
そして……
「デッキからカードを2枚墓地に送って《ナチュル・ビースト》の効果……。あ、墓地が揃いました。ともかく《ジェムナイト・フュージョン》は無効です」
墓地に落ちたのは、《ジェムナイト・アレキサンド》と《プリーステス・オーム》の2枚。
「もっとデッキを回したい気もしますが、失敗したらまずいのでもういきましょう。……ぼくは、墓地の《D.D.クロウ》《ブリリアント・フュージョン》《プリーステス・オーム》《吸光融合》《ワン・フォー・ワン》《BF−弔風のデス》《アタック・ゲイナー》を除外して、墓地の《妖精伝姫−シラユキ》の効果を発動して、自身を特殊召喚します。守備表示」
妖精伝姫−シラユキ 効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外のカード7枚を除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「そして《セイント・ミネルバ》を対象に《シラユキ》の効果を発動。裏側守備表示にします」
「それは……まぁいいでござるか」
「では裏側守備表示にします。そして、《ラピスラズリ》をエクストラデッキに戻して、《次元誘爆》を発動します。お互いにゲームから除外されたモンスターを2体まで特殊召喚します。ぼくは《デス》と《プリーステス・オーム》です。それぞれ守備表示」
「拙者は《ジェムナイト・フュージョン》で除外した《オブシディア》だけ
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