機動戦艦ナデシコ
1306話
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取りあえずその件については置いておくとして、今のエリナの言葉に答える。
「地球にあるチューリップくらいは連合軍で何とかなるんじゃないのか? 無人機の怖いところは恐れもせずに延々と援軍を出してくるところだ。その援軍をこっちで押さえるんだから、地球にあるチューリップくらいは連合軍でどうにかして欲しいんだけどな」
「……難しいでしょうね。数もそうだけど、純粋に性能でも負けてるもの。それこそ、時間を稼げばナデシコを量産するって方法もあるかもしれないけど、その時間がないのよ。それに援軍だってチューリップを通して幾らでも出せるでしょうし」
魔法球があれば解決しそうだが、まさかそんな事を口にする訳にはいかないしな。
少し考え、妥当な解決策を口にする。
「最悪の場合、シャドウミラーから地球に部隊を派遣してもいい。勿論、その時は連合軍が妙なちょっかいを掛けてこないようにして貰わないといけないがな。もしシャドウミラーの技術や機体、人員をどうにかしようとした場合、相応の報復があると思ってくれ」
「……そう、ね。その辺はどうなるのかちょっと調整が必要だけど……ただ、連合政府が領土でもある火星を譲るかどうか……いえ、今のままなら木星蜥蜴に占領されてるから認めるでしょうけど、アクセル達が本格的に火星を自分達のものとして使えば欲を出すかもしれないわよ?」
「もしそうなったら……その時は地球、火星、木星蜥蜴の三つ巴の戦いになるだろうな。まぁ、その時にネルガルがどの勢力に着くのか楽しみにさせて貰おうか」
そう告げると同時に、ナデシコのブリッジへと到着するのだった。
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