第6話 幻想郷の母
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して境内を掃除してある程度落ち葉が集まった時だった。
?「そこの殿方少し時間を頂けないかしら?」
声が聞こえた。後ろを振り返ってみるがそこには誰もいない。辺りを見渡すがやはり誰も居ないと思った暁は再び掃除に取り組む。
?「何やってるの?上よ上」
ハッと思い上を見上げる。金髪の女性が顔を黒いスキマから覗かせていた。その顔を見た瞬間暁の全身から冷や汗がでる。絶対的強者その言葉が頭に浮かぶ。次に浮かんだのは''逃げたい"という願望だった。
?「そんなにビビらなくてもいいじゃない。別にとって食べようてっ訳じゃないから」
どうやら暁の心境を読み取ったらしく優しく扱おうとする。
?「貴方は暁 彼方でいいのよね?」
彼方「…ああ、そうゆう貴女は八雲紫だよな?」
紫「あら嬉しい♪私の名前を知っているのね」
その反応見た暁は緊張が少し解けた。
彼方「まぁ、紫さんは有名だから」
紫「フフッ紫さんなんて堅苦しい。紫でいいわよ」
紫「見た所貴方は幻想郷に好かれようとしてるわね」
彼方「突然だな。まぁ、紫の言う通りそうなんだろうな」
紫「あら、素直な子は好きよ」
彼方「照れる」
こうした雑談をしていると以前までの緊張がすっかり無くなってしまった。これもこの妖怪の特性なのだろうか?
紫「そろそろ霊夢が来る頃だし御暇するわ」
彼方「そんな事までわかるのか。流石八雲紫様だな」
紫「そんなたいそうなものじゃ無いわよ。女の勘よ、勘」
紫「彼方さん、最後に1ついいかしら?」
彼方「?」
紫「幻想郷は全てを拒まないわ。けど、幻想郷が貴方を好むのは難しい。好かれたいのなら…そうね、大きな異変でも起こして見なさい」
彼方「おいおい、俺に異変を起こす力なんてないぞ。むちゃブリじゃないか?」
紫「フフッそこは大丈夫よ。貴方は気づいていないだけでもう出来るはずよ」
彼方「え!?それってどうゆう…」
紫「あっ霊夢が来る!じゃ、ごきげんよう!」
彼方「えっちょっ…」
一瞬で消えてしまった。その直後に霊夢が来る。
霊夢「彼方さんそっちは終わった?て…誰か来てた?」
彼方「いや、ずっと俺1人だけど…どうした?」
霊夢「いえ、勘が外れたわ。気にしないで頂戴」
彼方「(霊夢を避けてたみたいだから咄嗟に嘘付いたけど…女の勘はすげぇな)」
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