暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
14:料理は愛情……だけでは美味しくなりません。
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
」
『何が如何“だから”なのか解らないけど、私は美食家だから料理はしない』
「つまり役立たず? 食うことしか出来ない役立たずなのかな?」
『ストレートな物言いにカチンとくるが、美味しい料理のレシピは知らないよ』
何ってこった……この荒廃した世界では美食家は要らない存在に部類される。
『でもね、こんな滅びかけの世界だからこそ、美味しい物を広める事に協力はする』
「はぁ〜? 協力ぅ〜? お前に何が出来るんだよ」
俺の言葉に顔を歪めて不快感を示したが、それでも“煉瓦料理台”の作り方を教えて消え去った。
料理を作る環境は提供するけど、料理自体は自分で何とかしろって事かな?
まぁこれで新たな料理を作れる様になれば、ピリンも喜んでくれるだろうし、夜の運動会も盛り上がることだろう。
肉も手に入れたし、精力満点な料理を考えよう。
でもね……考え付いたのが“ハンバーガー”だった。
先日手に入れた小麦でパンを作り、それとウサギ肉を掛け合わせる料理が頭に浮かんだ。
ハンバーガーにするくらいなら、そのまま“ウサギステーキ”の方が高級感あるかな?
そんな事を考えて砂漠の真ん中で佇んでいると、遠くの岩壁に鈍い光を放つ何かを発見する。
あれは……もしかして……噂の……鉄か!?
多分そうに違いない!
俺はダッシュで岩壁に来ると、そのままの勢いで大木槌を振り下ろす。
そして手に入れたのは“鉄”だ!
おれの一撃でポッカリ空いた穴の奥には、まだまだ鉄が豊富に潜んでいる。
もう一心不乱だね。
気が狂ったかの様に、岩壁を奥に掘り進んでいくイケメンな俺。
持ってきた大木槌のストックを3/5消費した所で、木々や緑が豊富な草原地帯へとトンネルを開通させる。
周囲は既に真っ暗で、自分の位置すら判らない。
星でも出ていれば、もう少し位置確認も出来るのだろうけど、この世界では無理なこと。
せめてもと思い、トンネルから出て小高い丘に登る。
丘を登り切り、周囲に目を配る。
だか暗くてよく見えない。
それでも見える近場を確認。
俺の立つ丘は直ぐに下っており、その向こうにも同じくらいの高さの丘が存在する。
その丘の先には、丘と同じ緑の草原が続いており、更に先にブナの木が密集してる林を確認出来る。
暗い中動くのは危険だし、ここら辺に穴でも掘って仮の休憩所を作ろうと考えてると……
地平線の彼方から、薄ぼんやりした朝日が昇り始めた。
あら……また徹夜してしまったよ。
美容に良くないんだけどなぁ。
だが、日が昇り始めたことにより、もっと遠くまで目視できるようになった。
するとブナの木の林の奥に、先程俺が掘り進んだ岩壁とは違う岩壁が存在することを確認。
しかもその岩壁には、今まで見たことのない赤い宝石の様な物
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ