第22話 代償
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ましたわ」
会話が終了すると御坂は、携帯電話を折り畳みポケットに入れた。
サソリの氷で動きに制限が出ている胎児型のエネルギー体は、何度か誘爆すると
辺りを腫れぼった身体を揺らせて、浮遊している。
「あとはお姉さんに任せなさい。やっつけて来るから」
御坂のボンヤリとした輪郭に笑顔の口元が見えた。
「御坂......死ぬなよ」
ニッと少しだけ笑みをサソリに返す。
見えていようがいまいが、それが返事だ。
御坂は、一人で胎児の化け物に戦いを挑んで行った。
サソリという標的を見失った胎児型のエネルギー体は、進路を変更し何かの工場に向けて移動を再開していた。
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