第22話 代償
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で行った。
だが、範囲が前回よりもかなり広いため御坂達の所まで砂鉄の棘が襲いかかる。
「ちょっ、ちょっと!」
迫る砂鉄の棘に電撃を当て軌道をズラした。
強引の更に上の力技であるが、砂鉄を使った大技に舌を巻いた。
サソリの能力の高さをその目に焼き付けた。
はあはあはあ......
最大出力の大技を使い、サソリはチャクラ糸を出したまま身体を前へと傾けて肩で息をした。
やったか......?
だが、土埃の中から巨大な腕が出現し、サソリの身体を掴みだした。
「!?」
エネルギー体は、消滅するどころか更にゴツゴツとした肉塊に変貌して凶悪さを増している。
持ち上げられると背部から伸びている光線が集まりだし、光る球体を生み出す。
サソリの僅かなチャクラ感知でもその威力が分かり、必死に身体を揺り動かすが疲弊仕切った今の状態では太刀打ちできない。
やばい!
「く、くそぉぉ!」
ゆっくり確実に葬り去るために、光る球体を近づけていく。
キィィィィィという耳鳴りのような音が近くに聞こえだした。
サソリの眼の白目部分が真っ赤に染まる。
サソリの掌から冷気のようなものが漏れ出して、ゴツゴツとした腕を凍らせた。
次の瞬間には、御坂が得意のレールガンを発射しサソリをゴツゴツとした腕ごと焼ききった。
胎児型のエネルギー体は、大きく身体を仰け反らせた。
御坂は、電撃をビリビリ放出しながら肉塊の中にいるサソリに大股で詰めよった。
そして、恐る恐る訊いた。
「アンタ......目が見えてないんじゃないの?」
「く......」
サソリは呻きに近い声を漏らすと、悔しそうに目を擦った。
御坂は、サソリの腕を手に取った。
サソリの目は焦点が合ってないように御坂の斜め下をユラユラ動かしている。
「大変じゃない!!何で黙ってたのよ!?すぐに黒子に連絡して避難しないと」
御坂が自分の携帯電話を手に取ると白井へ電話を掛けようと操作しようとするが。
光る線が、御坂の真後ろに迫っていた。
チャクラ感知でそれに気づいたサソリは、繋がっている傀儡を急いで引き戻す。
二人の前に「三代目 風影」の傀儡人形が両腕を広げて、爆発から御坂とサソリの壁となった刹那、傀儡人形は爆発し、頭は転がり、腕は取れ、焼け焦げて、バラバラと崩れ落ちた。
お気に入りの傀儡が壊れる音を聴いたサソリは、起きた現実を悟る。
そして、自分の力不足を嘆いた。
「すまん、またしても......」
繋いでいたチャクラ糸を解いていく。
これでもう、オレの傀儡は......
天下の傀儡使いも傀儡が無ければ
ただの人か
視力がほぼ0
しかし、サソリの両眼には真っ赤に染まった白目が彩っている。
レベルアッパー使用者とを繋ぐ光る線は
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