【ソードアート・オンライン】編
136 予選(トーナメント)
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
SIDE 《Teach》
総督府地下20階。そこがBoB℃Q加プレイヤーの待機場所で、俺達4人の他にも数多ものBoB℃Q加プレイヤーが居る。……そのプレイヤー総数なんか、数えるにも一苦労になりそうであり──仮想世界とは云え、地下≠ネので、その圧迫感たるや一入のものである。
「ティーチ君とキリト君はどこのブロックだった?」
「俺はL≠セった。……キリトは?」
「俺はD<uロック」
ピーチからの問いになんとなし俺が答え、俺がキリトに質問を向ければキリトもまたなんと無しに答える。
……一オンラインゲーム──それも接続料だけでそれなりのお金を取られるオンラインゲームにしては、それなり≠フ人数がBoB≠ノ参加していた。……しかしそのゲーム──【ガンゲイル・オンライン】≠ニ云うゲームの性質上からしたら一対一≠セけで最強のガンナー≠決めるのは聊か盛り上がりに欠ける様で、予選で一対一≠フ個人戦を──本戦ではバトルロイヤルで優勝者を決めると云ったような塩梅となっている。
トーナメントはA〜Oのアルファベット──計15の数に分かたれていて、その上位2名までが本戦≠ワで勝ち抜ける。……とどのつまり、BoB≠ノ於いてはは珍しい事にふるい(バトルロイヤル)≠ニ本戦≠ェ逆になっていると云う事である。
「壮観だなぁ…」
「そうね」
シノンとトーナメント表の前に並び立ち、予選≠フトーナメント表をざっと見流せば、その人数は軽く見つもっても400人近くもの人数が名を列ねていた。……そこからBoBの本選≠ヨと駒を進められるのは各グループの上位2名──数にして30人であり、倍率にして10倍以上で──本戦≠ヨの進出は狭き門となることは自明の理だろう。
(ほう…?)
試合──予選<gーナメントの待機広場には沢山の人間が居るのは前述した通りではあるが、俺はその参加プレイヤー達を見ていると中々に面映ゆい気持ちになる。
……俺の目についたのは情報戦≠行っているプレイヤー達だった。……云うまでもなくここには沢山のBoB℃Q加プレイヤーが居る──のにも拘わらず、既に武装を見せているプレイヤー達≠見ては気分を高揚させる。
うっかり敵に情報を与える≠ニ云う行為は戦略的には下の下だが、その情報が敵に与えたい情報≠セったとしたら、それがどうだろう? ……それはもう立派な心理戦≠竍情報戦≠ニ云う盤外戦術にもなりえるからだ。
……しかしながら心理戦や情報戦≠意図的に行えているのは──瞳の奥の方に理知的な輝きがあるの
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ