【ソードアート・オンライン】編
133 12月8日
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前々世より大幅に上昇した俺が独自に展開させたものなので、実用性は殆どない(但し升田 真人を除く)>氛氓ニ云うのが最終結論である。
閑話休題。
……尤も、更にそもそもな話、何の因果関係が狂ったかは判らないが、当てるために懸ける>氛氓フではなく、賭けたから当たる>氛氓ネんて荒唐無稽な事が多分にあるので、ギャンブルや株やらと云った、不確定要素かつ金が関係してくる場面≠ナは、いつからかは判らないが──大体前世辺りから外した事が無い。
また閑話休題。
「……これは昨日のお礼だよ」
「そんなっ、こんなに悪いよっ!」
ピーチに引かれた事に軽く傷付きながらもどや顔を引っ込め、トレード画面を呼び出し、昨日ピーチに代金を出してもらった“Vz61”──≪スコーピオン≫の値段の3倍のクレジットを端数を四捨五入して渡そうとする。
……しかしピーチは受け取ってくれなかった。俺的にはピーチから貰った情報代やらチュートリアルをやってもらった事に対しての料金を入れたらとんとんにしたつもりだったが、額が大きぎたピーチは受け取ってくれない。
「……そんな難しく考えなくても、なぁ…。あぶく銭程度に考えてくれてもいいんだけどな。……もしアレだったら同じスコードロンの仲間内で、ぱーっ、てやっても良いし──」
「もうあのスコードロンには居づらいから帰れないよ…」
「……あー、なるほどね…」
ピーチの苦虫を噛み潰した様な言葉に、納得する。
……どうにもピーチの元居たスコードロン──【SAO】で云うところのギルドは、親・ピーチの元カレ派≠ナ固まっているらしく、ピーチの元カレ≠ニその元カレをヨイショする<<塔oーが居るスコードロンにピーチが居づらいのは自明の理である。
「……そうか、済まなかった…。デリカシーが無かったな」
俺に出来る事は、ただただ陳謝する事だけだった。……もしも俺に【GGO】についての知識があれば、ピーチを逢瀬に──もとい、良い狩り場≠ノ誘う事も出来たのだが、それは無い物ねだりでしかない。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「【PHANTASM CHORUS(ファンタズム・コーラス)】…。……ここがピーチの行ってみたかったバーか」
「うん。噂じゃあ美味しい≠チて評判で、前から行ってみたかったんだけどね。雰囲気的に元カレとは──んんっ! ……前に居たスコードロンの皆とじゃあ、ちょっと敷居が高かったんだよね」
(なるほど確かに…)
取り敢えずピーチの精神を小康状態までに戻す事に成功した俺は、ピーチと共に【SBCグロッケン】が擁しているとある店──【ファンタズム・コーラス】
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