暁 〜小説投稿サイト〜
剣士さんとドラクエ[
85話 会心
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
インは怒りのタトゥー!シールだから貼ってはがせるなんちゃってタトゥーで安心!しかも攻撃力も上がる!素敵!素敵!腰のあたりに湿布みたいに貼っておいたけど……確かに力がいつもより出る。魔法ってすごいなあ……肉体的な補助じゃないのに力が出るなんてね、なんか危ない成分が配合されてないなら魔法だし!危ない成分が入ってたらキアリーお願いね!効くか知らないけどね!

 あーー!私も魔法使ってみたいなあ!爆弾岩のかけらを投げても、聖水を撒いても、薬草でとてもありえないような速度で傷を癒やしてもそれは文字通り「道具の力」!だから自力でやってみたいんだよね!無理だから力を鍛えて剣を磨くしかないんだけど!この旅が終わったらいろいろ忙しくなるだろうけど、こっそり魔法の研究でもしてみたらいいかもね!それか、限界まで自分を追い詰めたら案外できたり……しないか!出来るならアルゴングレートなんて消し飛ばしてるし。

「単騎突撃!」
「無茶はしないでよね!」
「了解!」

 ということで私は私が出来ることを!魔物の数を間引いて最前衛!好きなだけ暴れて危なくなったら撤退!切り裂いて、蹴り飛ばして、真っ二つにして、スライスして、切り刻んで、殴りつけて!綺麗な戦い方はしないわけで、砂を拾って投げつけたり盾で押し出して脳天を真っ二つ!忙しいね!うん楽しい!

 五体ぐらいに囲まれて左右から斬られても力を緩めず斬って殴って暴れまくるのが生存のポイントだよ。ククールの回復は確実に間に合うんだから全面的に信頼してね、そんでとりあえず腕をぐぐっと回し、双剣で攻撃してきたやつの胴を泣き別れにして、それから後ろの首を素早く切り落とし……この時血を被っても無視して首の骨をしっかりばっきり絶ち切ること!

 前のやつは恒例のサイコロステーキの刑!一網打尽にしたら皆のところに駆け戻れば傷を完全に癒やしてもらえる。そしたらまた魔物が沸いてるだろうから気にせずガンガン前進して、馬車で半ば蹴散らしながら進む。全滅させるなんて無理無理!

 蹴散らしてる途中、攻撃が飛んできそうな奴はスライス!えっと、三枚おろしでもいいけど!そこらへんはお好みかな!三枚おろしは魚型の魔物以外は上手く出来ないと思うけど雰囲気でいいんじゃない?やり方はね、……頭を落として生きてる魔物と退治してからでいいんじゃない?幻術士、とかそのたぐいだったけど!今から考えたら弱いしあんまり気にしなくてもいいかな?

 記された場所に向かうっていうのに急いで戻る。で、行ったこともない森の方に進撃ってわけさ。森の方になったらなんだか暗いし、魔物は……大群が押し寄せるっていうよりは特に強い奴が徒党を組んで襲ってくるって感じに変わっていく。森……魔物の中でも強い奴らの縄張りなのかも……。うんうん、腕の傷と足の打撲が治りきらないけど元気に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ