第八話 自衛隊と各国の状況
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昔の事をいつになっても話して日本に対する悪い印象を強めようとする韓国に対する愚痴が爆発したが、直ぐに沈静化した。
「すまない。少し疲れているようだ。」
「いえ問題はありません。それと大統領。韓国がアカツキ帝国と協調する日本に対して共に制裁するようにとの通達がありましたが」
「被害妄想のコリアンの言葉など無視しろ」
「ですな」
文化的、民族的にも日本と類似点が多いと言う理由だけで、アカツキ帝国と敵対に走る韓国に呆れるディレル。あんな被害妄想の国など、地理的に重要拠点でもなければとっくに見捨てていると心の中で呟くディレルであった。
「チャイナに対しては大使を呼び抗議はするが、面が厚いせいもあり何事もなかったように「知らない」と平然と言うだろうがな」
長い歴史から大国としての意地がある中国との付き合いは、いつも骨が折れると思うと苦笑いするディレル。だが、どんな事があろうとも邪魔はさせないと意気込んで言葉に出すディレル。
「インペリアル・アカツキは、最初の接触者である日本とは、共闘関係を築くだろう。そして、我々がとる行動は、日本同様に友好関係を築く事だ」
「その通りです大統領。ここで特地の利益を多く獲得し、インペリアル・アカツキと友好関係を結べば、大統領の地位は不動のものとなるでしょう」
「支持率も今まで以上にあがる。そして、二期の当選も可能だ!」
ディレルは、自分の地位を不動の物とすべく、アカツキ帝国との友好関係を築くべく、日本との特地に対する協力関係を強くしようと働きかけるのであった。
ーーー。
ロシアでは、日本の門に対する出現で、無資源国であった日本が特地の資源を輸出して、ロシア発言力低下を恐れていたが、ジェガノフ大統領は、然程ゲートに関しては興味を示していなかった。
だが、それでも日本側の動きも気になるので、工作員の数を増やすように進言する。
そして、ロシアと日本のお隣の中国は逆に門に対する関心は高かった。
「何としても門の利益をどの国よりも多くとるのだ」
中国主席のトウ・トクシュウは、そう呟いた。
「おっしゃる通りです。日本だけの独占は許せません。ですが、アカツキ帝国の動きに注意しなければいけません」
「その通りだ。欲をいえば多くの人民を特地に移民させたいが、アカツキ帝国の事もあるから難しいな」
中国は、アメリカ同様にアカツキ帝国との友好関係を築くという選択は選べなかった。いや、選べないのである。アカツキ帝国は、民族的にも文化的にも多くが日本と類似している点が多いので、反日を日常的に起きている中国で、主席であるトウ・トクシュウが行えば、上なら未だしも、下の連中が暴走する恐れがあるので、簡単に友好関係を築くことは出来なかった。
「
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