53話 魔声
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たい防具を外せば素早さでは負けないんだし!
横からどこか夢見心地といった顔つきのエルトに斬りかかられ、それを受け流し、ゼシカの魔法から全力で逃げる。ちょっと掠ったし、もともとダメージが蓄積していたせいで辛いけど……こいつのトドメぐらいはさせるね。
足に力を込め、全力で直進しながら斬り上げる。のけぞったもぐらの顎を流れるように蹴りあげ、もぐらの赤い血をまき散らしながら、思いっきり肘鉄を食らわせ、剣を振りかぶって、トドメを……。
「……やめて下さい!」
「うん?」
足元から突然、殺気のない声がした。最早戦うことも出来ないボスもぐらなら、ちょっとぐらい放っておいても大丈夫、かな。
そう判断して、足元に目線を動かしてみれば……そこにいたのは、もぐらの子分の一匹だった。
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