8部分:第八章
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天使なのか?猿顔の天使か」
「ああ、それは違いますよ」
小田切君が出て来て彼等に告げた。
「それはね」
「おやっ、貴殿は」
「見たところ東洋人のようだが」
「はい、日本から来ました」
こう彼等に答えるのだった。その間ライゾウやタロは言葉を出すことはない。ここで人間の言葉を出せば大騒動になるのがわかっていたからだ。
「旅行に」
「あれっ、あの国は鎖国していなかったか?」
「そうだったな、確か」
貴族達が日本と聞いて述べた。
「それでどうして我が国に来れたのだ?」
「一体どうして」
「実は将軍様から特別に許しを得まして」
そういうことにしてしまって話を強引に進める小田切君だった。
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