7部分:第七章
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れても帰って来るのに」
「何で別の時代の別の国に送り込んだ位でましになるのかな」
「思えばこうして御主を別の時代の何処かの国に送り込んだのは何百回目か」
ヒデヨシはカイザージョーと対峙したまま博士に告げる。その声だけを博士にかけそのうえで巨大ロボットと対峙を続けているのであった。
「それでもやることは変わらんようじゃな」
「わしを誰だと思っておる」
博士は相変わらず平然としている。
「天本破天荒じゃぞ」
「そうだったのう。わしの宿敵であるな」
「それだけ長いお付き合いなんですか」
小田切君は二人の関係をあらためて知るのであった。知ったところでどうにかなるものでもないが。
「そんなに」
「そうじゃ。わしが気に入らぬ輩を成敗しようとしたり好かぬ建築物を破壊しようとしたりするといつもわしの前にやって来るのじゃ」
「つまり正義の味方ってわけだな」
「そうだね」
ライゾウもタロも博士を完全に悪役と認識していた。
「流石は超時空天下人だよな」
「全くだよ」
「ベルサイユ宮殿を破壊させはせぬ」
ヒデヨシはその礼服姿で宙に漂い続けている。
「ここでカイザージョーを止めるぞ。覚悟するのじゃ」
「貴様にこのカイザージョーを止めることができるのか?」
博士は何時の間にかカイザージョーの左肩のところにワープしていた。そうしてそのうえで黒いマントをたなびかせ立っているのだった。
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