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ソードアート・オンライン 〜story of Liebe~
第5話
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「ひゃ、百層だと!?βテスターでさえも二か月で六層だぞ!?無理に決まってるだろ!!」
βテスター千人で二か月間挑んでたったの六層。一万で百層攻略を挑だとしても一体いくらの時間が必要となるんだ……?気が遠くなりそうだ……
それに常に一万にいるわけじゃない。層の上に行くにつれて敵も強くなるし攻略も難しくなる。すると当然死者が出始めるだろう。減るにつれて時間もかかるし攻略も厳しくなってくる。最悪クリアできずに皆が??―??死ぬ。
「最後に、この世界は君たちにとって現実世界であるという証拠としてプレゼントを用意してある。受取りたまえ」
メインメニューを開きアイテム欄を開くと、そこにはあるアイテムが入ってた。
『手鏡』だ
そのアイテムをオブジェクト化すると手元に顔がちょうど写るくらいの手鏡が出てきた。周りのプレイヤーも同じように手鏡を手に取り見つめる。
次の瞬間、周りのプレイヤーが青白い光に包まれ始める。慌てだし始めるが逃げることはできない。
光が消えるとさっきと変わらず元の景色に戻る……が、少し違うことがある。
「お前……誰だ?」
となりの赤髪で悪趣味なバンダナをしている男が話しかける。装備や見たことある部分はあるが、顔だけはさっきの奴とは全くの別人だ。
「まさか……クラインか!?」
「おめぇがキリトか!?」
あまりの驚きで手鏡を落としてしまう。その手鏡は落ちた瞬間に欠片となって消えていった。
「それにしてもなんで向こうの世界の顔が……?」
「……おそらくナーヴギアが顔の形や表面の細かいところまで把握して再現したんだろう。この体も最初のセットアップのときにあちこち触るよう指示されただろう?その時に把握したんだろう」
「そういうことか……本当に現実なのか。でも、なんでこんなことをするんだよ!?」
「それはすぐに答えてくれんじゃないか?」
数秒後には俺の予想通りに茅場は答えてくれた。
『諸君は今、何故私がこんなことをするのか疑問を思っているだろう。私の目的は大規模テロでもなく大量誘拐事件でもない。この状況そのものが私の目的。この世界を造り、この世界を鑑賞するためだけにナーヴギアを造り、SAOを造った』
無機質にそして静かに茅場は答える。
『以上でこの《ソードアート・オンライン》のチュートリアルを終了する。諸君の健闘を祈る』
その言葉を残して茅場晶彦は姿を消した。それと同時に周りの景色が変わり元の始まりの街に戻った。既に夕暮れだ。
街は元に戻るがプレイヤー達はそうではない。多くのプレイヤーは罵り合ったり、うずくまったり、そして叫び、怯え、恐れた。
俺は周りに飲み込まれないようにゆっくり深呼吸し、落ち着きを維持した。
「クライ
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