第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
クウガ 〜出発〜
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「魔導八天・・・」
各人が戦闘準備にはいる。
五代は基本的なマイティフォームに。
蒔風は十五天帝、龍虎雀武のうちの青龍刀と玄武盾を。
「奴」は魔導八天のうちの一本を手にする。
オオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・
数秒の空白の後、三人が同時に動き出す!
「奴」がクウガの首を狙うのを蒔風が盾で防ぎ、空いた「奴」の腹にクウガの蹴りがめり込む。
「奴」は後退するが、蒔風がそれを許さない。
先日のお返しとばかりに「奴」の背後に回り、玄武盾で思いっきり上空に殴り飛ばす。
そこには既にクウガがマイティキックを準備してジャンプしていた。
「オォリャアァ!」
「グムッ!」
ドガア!
クウガの蹴りが見事に命中し、「奴」の身体が地面にたたき付けられた。
積もった雪が舞いあがり、その姿を隠す。
「どうです、五代さん」
「(スタッ)しっかり命中しました。でも・・・効いているかはわかりません」
「それじゃ・・・・」
「はっはぁおおおおおおおう!!!」
「「!?!?」」
「おォォおおおララララララララララララララァアぁぁライッ!!」
「ぬ、うあ、ぐあっ、このっ、ぶ、がぶぁっ!!」
「うわっ、ぐっ、あああ!ゲッッぐ、おおお!」
突如として奇声をあげて飛び出してきた奴。
「奴」が雪の中から飛び出していき、蒔風とクウガを一気に責め立てていった。
そして剣を構え、二人を一気に吹き飛ばしにかかる!!!
「おらぁ!!ホームラーン!!!」
しかし二人もそう簡単にはやられない。
蒔風が跳び、クウガがしゃがむことでそれぞれかわし、クウガはパンチを、蒔風はキックをぶちかます。
それを「奴」は足と手を使い器用にかわし、いなしていく。
ザッザァァァ
「奴」が二人から距離をとって叫ぶ。
「ふむ、なるほど。さすがに蒔風がいるんじゃ二人相手は厳しいな。・・・・だ、が、な!」
バッン、バッン、バッンバンバンバンバンバンバンバンンンンンンンンンンン・・・・・
「奴」がうずくまり、力を込めるそうして起き上がると、肩から角をだし、頭からも四本の角を・・・・ダグバのような姿と化した。
「「っ!」」
「どうした?こいよっ!」
と、「奴」が蒔風に手を向ける。
すると、蒔風の身体が一瞬で炎に包まれ、その身を焦がす!!
「ぐっ!?ごあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「まっ、蒔風さん!」
「ははははははははははははははは!そのまま焼け死ぬのか!?蒔風ぇ!」
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