第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
クウガ 〜脈動〜
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らしく、約五十秒間しかその姿を維持できない。
五十秒たつと強制的に変身は解除され、二時間は変身不能になってしまうのだ。
「あ・・・ああ、げふっ・・・なんとか、な」
白虎を元の剣の姿に戻し、鞘に納めて、クウガに寄りかかる。
白虎たちの姿はこの世界であまり堂々とさらすものではない。
「ち、ますますもって面倒な。・・・まあいいさ。当初の目的は果たした。ここで戦うのもイレギュラーだしな。これさえ手に入れば今はいい。あとはこいつをふさわしい場所でゆっくりと・・・・な」
「行かせるか・・・ッ!」
「蒔風さん!!動かないで!!」
「そうだぞ蒔風、動かないほうがいい。おたがいの為にもな。今ここでやりあってもそんなお前じゃ勝てないし、俺もおまえを倒して終わりだ。それ以上はできないだろうよ。やはりいったん引くことになる。そんな面倒なことはしたくないんだよ」
「てめえ、一体何を・・・・」
「ま、そこにいるクウガが最高の力を発揮すれば話は別だろうが・・・そうなられる前にここは退散するとしようかね。じゃあねーーーー!」
そういって、フシュッ、と「奴」はどこかへと消えた。
あとにはボロボロになった蒔風と、変身を解除して立ちつくす五代、そしてその戦いの一部始終を見ていた一条だけが残された。
空には不気味なほど明るく太陽が輝き、サンサンとこの惨状を照らしていた。
to be continued
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