第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
クウガ 〜接触〜
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
皆さん、こん、にち、はー!蒔風舜でーす!
今ぼくは警視庁の中にいます。今目の前にいるこわいかおの刑事さんに招待してもらいました!
やったね!!
今は小さい窓のある暗い部屋にいます。両手に金属のリングをはめています。ファッションだね!
さっきまで目の前の刑事さんとお話してました!
単刀直入に言おう。
現在取り調べられ中だコンチキショー!
不幸だ。なんでこーなるの・・・?
------------------------------------------------------------
「ここかな」
警視庁の前で一人つぶやく俺、蒔風舜。
この世界に着いたとき、まずしたことは身の回りを確認ダァッ!!
服装はスーツになっていて、なんと警察手帳を持っていたんダァッ!!
所属は「未確認生命体合同捜査本部」だそうダァッ!!
未確認生命体・・・・グロンギという名称の彼らは、「ゲゲル」と称した殺人ゲームを長期間にわたって行い、大量殺戮を繰り返した。
そのために、警視庁に未確認生命体合同捜査本部が設置され、未確認生命体と戦っていた・・・らしい。
その時点で「クウガの世界」だと言うことはわかった。
クウガが何だかはわからないが。
そうして警視庁に来たオレは受付の人に「未確認生命体合同捜査本部ってどこですか」って聞いたんだ。
そしたら怪訝そうな顔されて、お待ちくださいと言われて待つこと15分。こわいかおの刑事さんに連れられてここにいる。
身の回りの物は没収された。
虚偽の疑いで逮捕だそうだ。
たしかに虚偽なんだからなにも言い返せない。
だからと言っていきなりこれか?
世界め・・・・・謀りおったか!?
ガチャ
思い悩んでいると取調室の扉が開き、一人の男性が入ってきた。
「おお、悪いな一条。あいつが帰ってくるってのにな」
「大丈夫ですよ杉田さん。五代が帰ってくるまで、まだ時間があります」
一条、と言う名を聞いて、この人が主要人物であることがわかる。
便利だなおい、世界。
一条 薫
未確認生命体合同捜査本部にて、幾度となく未確認生命体と戦ってきた刑事。
現在は長崎県警に所属・・・か
情報が流れて来るトリガーはまちまちのようだ。
もっとサクッと来てくれるかな?
いちいち驚くんだけど・・・・・・
「で、この人が?」
「ああ。受付に「未確認生命体合同捜査本部はどこですか」って聞いたらしい」
「そうか・・・・だが、未確認生物による事件は終わった。だからもう捜査本部はない。ただの勘違いだろう?それだけで逮捕か?」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ