第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
クウガ 〜接触〜
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いう喫茶店、ポレポレに向かった。
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山道を一台のバイクが走っている。
乗っている人間は二十代前半くらいの男性。
ヘルメットの下の顔には、ウキウキとした笑顔があった
(一条さんにおやっさん、それにみのりに桜子さんは元気にしてるかな)
彼の名は五代雄介。
ここだけの話、彼がかつて多くの怪人たちと戦ってきた、仮面ライダークウガである。
彼は今、冒険の旅から帰ってきたところだ。
ちなみにおやっさんとは彼の居候する喫茶店、ポレポレのオーナーで、みのりとは彼の妹である。
さらに桜子とは本名、沢渡桜子。彼が変身するクウガに関しての古代文字の解読をして、彼の戦いをフォローした人物だ。
そんな久しぶりの友人との再開に、彼は胸を膨らませていた。
「この分なら予定通りに・・・・・ん?」
道の真ん中に人がいる。
こんなにもよい天気で、視界ははっきりしてるのに、良く顔が見えない。
おかしいと思いながらも、基本お気楽な彼は特に気にせずそのまま通り過ぎようとした。
そして
男を抜こうとしたとき、男の手にいつのまにか大きな剣が握られていて
その剣が五代の愛車、ビートチェイサーごと真っ二つにしようと襲い掛かってきた。
轟っ!!
「っ!?うわぁ!」
寸でのところでかわした五代だったが、敢え無く転倒し、身体が道に投げ出された。
とっさに受け身をとって軽い擦り傷だけで済んだのはさすがはクウガといったところだろうか。
片膝をつき、軽く構えながら五代が叫んだ。
「な、なんだお前!?」
その声には若干の怒気が含まれている。
それはそうだ。
剣が本物でなくても大惨事だったろうし、本物なら自分は死んでいた。
しかし多くのグロンギと戦ってきた感性が、剣は本物であり、目の前の人物が自分の命を狙っているのは明らかである、と告げていた。
だから何をするんだ、ではなく相手の正体を知ろうとした。
目の前のジンブツは、得体が知れなさすぎる。
「オレのことはいい。貴様、仮面ライダークウガだろ?それだけで十分さ」
そう言って男が近づいて来る。
五代は驚愕した。
「仮面ライダー」が何だかは知らないが、「クウガ」は間違いなく自分のことだ。
自分がクウガであることは特に隠してはいなかったので、一条を始めとした警察関係者や友人の何名かは知っている。
しかし、彼らがそのことを他人に簡単に言うとは思えない。
「お前、未確認の生
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