第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
CLANNAD 〜戦闘終了、その後とそして〜
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その光景を、岡崎智也は言葉にできないような、不思議な気持ちを胸に見ていた。
蒔風の、「奴」に対する叫び。
なぜ蒔風が自分たちの演劇のことを知っているのか、という不思議はある。
でも
確かに、なぜ蒔風が彼らのことを知っているのか、あのステージのことを知っていたのかは分からない。
しかし岡崎には、蒔風はわかってくれている、とそんな気がしていた。
「行くぞ!鎌鼬切演武!!」
そして、彼の斬演武が始まったのだ。
「綺麗・・・・」
渚もこの光景に目を奪われている。
一つ一つが大変な威力だろうに、思ったのは凄さより美しいということだけだった。
そうしてると結界が消えて、蒔風がやってくる。
「よし・・・とどめを刺そうぜ!」
「は?」
戦う力のない彼らに疑問符が浮かぶ。
だが蒔風は、笑顔でこういった。
「大丈夫だ。お前の力を借りるだけだし。さて・・・お前の世界だ。お前が守らなきゃぁ、な!」
そして、岡崎の肩に手を当て叫ぶ。
「いくぜ!WORLD LINK!!」
その瞬間、どこからか声が聞こえてきた。
【CLANNAD】-WORLD LINK- 〜WEPON〜
それは、空間そのものが発した声とも音ともつかないものだった。
これは宣言である。
世界による、その敵を葬る為の術式。世界が、この世界を守るとする彼等を後押ししてくれる契約。
それが成されると、地面から光がポツポツと雪が降るようにそして大量に浮かんできた。
「さあ、この町の願いをかなえよう」
その光は「奴」を覆い尽くし、その動きを止める。
明らかに軽そうなそれだが、その拘束力は「奴」の力を上回っているようだ。
「な、んだこれは!」
「これがWORLD LINKだ。世界だってお前に抵抗する意思がある。そして、それを俺たちが!!」
「ぶっ、あ!?」
「よし、行くぞ岡崎!お前の想いを強く念じろ!」
「あ、ああ!」
【CLANNAD】-WORLD LINK- 〜FINAL ATTACK〜
また声がすると、巨大な光でできた剣が蒔風の手に握られていた。
そしてそれは岡崎の手にも。
「これが俺たちの力だ。行くぞ岡崎!」
「よし!おおおおおおおおおおおおおお!」
「あああああああああああああああああっ!」
この町にいるすべての人の、今この場の状況はわからなくても、この町を思う気持ちが、力となる!町
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