第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
CLANNAD 〜戦闘終了、その後とそして〜
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
丈夫です主は・・・・世界最強ですから」
------------------------------------------------------------
互いに攻め、互いに受けて、二人は空に舞い上がる。
それでも二人は止まらない。打つ切る削る。
まるで花火が打ち上がったかのような火花を散らし、とんでもない音を鳴らしながら中の二人が打ち合っている。
ギギギギギギギギギッギイギギッギッギギギンンン、ガッギィ!
と最後に思いっきり打ちつけ合い、刃が交差し、組み合って、そのままの体勢で二人が落ちてきて、
ドン!!と、思いっきり大地に足を踏みしめる。
数秒ほどその体勢で固まるが、「奴」の蹴りが蒔風の腹部にめり込みその体を吹き飛ばした。
「ゲボァッツァ!」
蒔風は後ろに飛び、どん、と岡崎たちの居る結界にぶつかり寄りかかる。
片手を結界に伸ばし、それで体を支える。
「はぁ・・・そういえばお前さん、結局オレを追ってきたのね?」
「ゲッホ、・・・ほっといたらいろんな世界も・・・・オレの世界も壊されちまうからな」
「安心しろ。その後にみんなが主人公になれる世界を作る。そうすれば誰もないがしろになんかされない、素晴らしい世界になるんだ。どうだ?誰もが幸せになれるんだぞ?いい世界だろう」
「・・・・それは・・・・・だめだろうよ」
「あん?」
「何もせずに幸福を得るってか?馬鹿馬鹿しい。そんなものはいらねえだろ?「幸せな地獄」なんてな、必要ねえよ」
「それはあくまでもお前の持論だ。それをすべてに押しつけるのか?生まれた時から主人公として生きてきてこれた運命を持つ奴は、言うことが違うなぁ」
「・・・・生まれた時から主人公?馬鹿かてめえ、生まれた瞬間からを描いた物語なんざねえだろうがよ。あらかたの物心ついた頃からだろうよ。主人公だからあれこれいろいろあるんじゃない。あれこれいろいろある奴が主人公になるんだ!運命なんて簡単な言葉で俺たちの人生の評価を決めるんじゃねえよ!」
「・・・・所詮はな、そんなものはそこにいる人間だから言える戯言だ。持っている者がこんなのいらない、というのがどれほどむかつくか、解るか!?」
「知らん!だが幸せを得ようとするなら、方法を間違うな。そういうのはな、他人を蹴落としてでも手に入れられるかどうかってぐらい大切なもんだ。だからこそ、頑張って生きてるんだろ?そしてその人生が他の世界へと知られたとき、それは「物語」というステージとして知られることになるんだよ!!」
「誰もがステージに立てるわけではないだろう?だから俺は、誰もがステージに立てる舞台を用意するんだよ!」
「・・・・・このバカ野郎が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ