第五十話 小沢中尉!体操を観るなら女子!!その十
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「心根のよい方が多いです」
「全く以てそうですね」
「そうです、ですからまた来られた時は」
天理教の言葉では帰るとなる、天理市即ち人類が生まれた場所であるおぢばにだ。
「そうしたことも御覧になって下さい」
「わかりました」
瞬は従兵の言葉に頷いた、そして。
大阪体育大学まで車で向かい三秒で着いてだった。その体育館で海軍衆の軍服を着てマットの上で鍛錬を積んでいる一七〇程の背丈の引き締まった顔で髪を短く刈った青年のところに来てそのうえで彼に声をかけた。
「小沢中尉ですね」
「はい」
その通りとだ、青年は瞬に答えた。
「私が小沢です」
「それではです」
「出陣ですね」
「共に日帝衆と戦ってくれますか」
「無論です」
一も二もないという返事だった。
「それでは」
「出陣の時になれば参りましょう」
「そして今度こそですね」
「ジャスティスカイザーを倒しましょう」
一応主役の彼等をというのだ。
「私達の手で」
「これまで誰もが敗れてきた理由はです」
「彼等の卑怯卑劣な策略故に」
「実力では負けていませんでした」
誰一人としてだ、小沢もそう確信している。
「しかしです」
「その奸計に敗れてきました」
「ならばその奸計に勝つだけの実力で」
「勝つだけですね」
「そうしていきましょう、では」
「天理市に」
勝負の日にはと誓い合ってだ、瞬は小沢と握手をした。そしてその勝負の日。
ジャスティスカイザーの二人は天理高校の門の前にいた、道路を挟んで向かい側が天理大学である。その勝負の場所だ。
二人はまず天理高校の校舎を見てだ、こんなことを言った。
「瓦の屋根の校舎な」
「日本でもここだけだろうな」
「で、この校門を作者は毎日通ってたんだな」
「色々思い出のある場所なんだな」
「まあ嫌な思い出もある」
「嫌な思い出になるとトラウマレベルでな」
深刻な話にもなる。
「それで地獄も見て」
「途端の苦しみを味わったんだな」
「まあその話は止めるけれどな」
「この門でもあったけれどな」
「その話はなし」
「作者が時々ツイッターで発作的に言うからそっちで読んでくれ」
だからこの話はなしである。
「とりあえず今から勝負に行くか」
「道路を渡ってな」
「作者が高三の時と浪人の時推薦と一般二回ずつ受けて全部落ちた」
「四回落ちたその大学に行くか」
「それで作者他の大学に行ったんだよな」
「京都の方のな」
奈良から毎日通っていた。
「この大学には縁がなかった」
「そういうことだな」
「浪人時代推薦絶対大丈夫って言われて落ちたんだからな」
「もう凄いな」
実話である。
「その作者が思い入れのある大学」
「今から行くか」
「そして勝つか」
「今回もな」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ