闇の深淵VS黒の聖剣使い
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ター、今のはサポート外ダメージです。ダメージシフトの対象を変更しますか?』
『ダメージシフト?』
クイーンが疑問に言う。すると、エッジは答える。
『ダメージシフトとは、一定の属性攻撃を受けたさいに発動するバトルヒーリングの上位互換です。但し、一属性に縛られるので、余り使われておりませんが』
兎に角そう言うことらしい。つまり、斬撃属性に設定したから、腕がぶっ壊れたらしい。
『いえ、マイマスターが設定していたダメージシフトの対象は深淵です。マイマスターの深淵はゲームでも常にダメージを精神・肉体に与える代わりにマイマスターのーーーーー』
「お喋りはお仕舞いだ、エッジ」
片手で肩に担いで言う。
「ネタバラシにゃ速い」
『……イエス、マイマスター』
エッジは姿を変え、槍に変わる。
「さて、どうするエース?俺は腕一本使えねぇ。この手を逃す他無いが?」
「やるに決まってるだろ!!?トライアングルスライサー?!」
三角の軌道を描き、それは放たれる。
三連撃ソードスキル?トライアングルスライサー?。
『ッ!マスター!!』
「行くぞ、エッジ。スキル解放」
獰猛な笑みを溢してアビスは言う。
それに気付き、アビスも覚悟を決めたように答えた。
『?我は訴える!深淵の闇より出でたる大いなる絶望よ!我が槍に宿りて我が主に忠誠をもたらさん!?』
「?去れば我はこの身を陰と化し、闇と共にすべてを打ち砕く!?」
槍を構え、エースの攻撃を全て自らの身で受ける。
『ーーーーー駄目!!逃げてエースッ!!』
それを感じとったかのように叫ぶクイーン。しかし、硬直時間を課せられたエースは、動きを取れない。
「悪く思うな……。コイツは戦だからな!?羅刹業魔槍?!!」
それは闇ですべてを覆い隠すような素早い連撃だった。
?深淵武装?槍装技?羅刹業魔槍?。全22連撃。
『エースーーーーーッ!!』
弾かれたクイーンが人型になると、エースに近付く。HPは辛うじてレッドのワンドット。しかし、エースは立ち上がれない。
「部位欠損……!?」
?羅刹業魔槍?はダメージを与えると同時に相手に部位欠損与える技である。
本来は両手なのだが、片手でも扱えるソードスキルとなっている。唯、速度はやや落ちるが。
「……何で、止めを刺さない……?」
エースがアビスに問う。此処までやっていれば止めを刺す筈だ。でも、アビスは左右に首を振ると、口を開く。
「悪いな」
『略、マスターはこう言っています。俺は殺しなんか二度とやらねぇ。例えこの戦いで倒されても死ぬことはないがそれでも殺すのは自らの主義に反する、と』
エッジが言うと、人間
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