闇の深淵VS黒の聖剣使い
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」
「すみません、主」
エッジは恭しく礼をすると、右腕を剣のそれとした。
それに倣い、エース、クイーン両名も武器を構えるが……
『どう言うことだ!?アビス選手武器を持たないつもりか!?』
アビスは武器を持っていなかった。いや、正確には『持つのが届いていない』。
「まぁ、何だ。暫く素手でやらしてもらう」
そう言うと、仕方無くシーカーがボタンを押す。
3
2
1
ファイト!!
「「ハアッ!!」」
まず出たのはエース&クイーン。さすがと言うべきか、そのスピードは並みでは無い。速さ依りに鍛えているだけはある。
しかし、だ。
「よっと」
「ハッ!」
エースの攻撃を紙一重でアビスが避け、クイーンの鎌をエッジが受ける。
「ハッ、やるねぇ。なら、人並みにやらにゃ礼儀が廃るってもんだ!」
「イエス、マスター」
エッジが頷くと同時、攻撃に転じる。
アビスはその剣を掴むと、そのまま引いてローキックを放ち、エッジはクイーンに頭突きを食らわせた。
「うおっ!」
「痛い!」
エースは辛うじて避けたが、武器を剣で固定されたクイーンは回避が遅れ、少しよろける。
「いつつ……流石異世界のAI。並みの堅さじゃない」
エッジが頭を押さえて、ニ、三歩交代する。
と同時に其々の主がその手に武器を持って突進した。
「オラァ!!」
「シッ!」
互いの獲物ーーーーー片手剣と刀がぶつかり合い、鍔迫り合いに発展する。
「流石だぜ、ここまで俺のステータスに追い付いてこれるとはな!」
「甘く見るな!俺はこれでも……騎士団長だからなっ!!」
エースが刀を弾くと、そのまま突きで喉を狙う。しかし、アビスはそれを見切り、直ぐ様刀を捨てて腰の短剣を左で抜いて構える。
「天城流短剣術、?火走り?!」
その短剣は瞬く間にはね上がり、剣を払うと、エースの内側に突撃する。
カウンター型の技、?火走り?。そして、その先にももうひとつ存在する。
「?火走り・紅葉?!!」
通り過ぎ様に何回も攻撃を繰り返し、HPを減らしていく。
短剣の基本戦術?ヒットアンドアウェイ?を忠実に再現した物だ。
「クイーン!」
「まっかせてー!!」
その声にクイーンが答えると、クイーンが攻撃中のアビスに攻撃を仕掛ける。
「くっ……?天剣・旋翔?!!」
遅いと分かったアビスが体術に切り替えてクイーンに攻撃するが、その敏捷で避け、エースの元へ走ると、武器に変わる。
『こっから本気だよ!』
「さぁ、行くぜ!!」
片手剣に見えないそれを振るい、エースはアビスを攻撃する。
「『?スラッシュ?!』」
「
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