闇の深淵VS黒の聖剣使い
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
『では二回戦!タツ選手VSコトノ選手の試合です』
『解説代わりまして俺、ゼロとシーカーでやっていきます』
ゼロの解説が響きわたり、タツ・コトノ両名がスタンバイする。
『しかし、ゼロ。この戦いどう見ますか?』
『コトノの小説は更新されてない分未知ですが、タツはあれ、ザウスさんでしょ?勝敗決まっただろ』
『……では、カウントスタートです!』
シーカーは華麗にスルーしてカウントボタンを押す。
3
2
1
デュエル!
「『この勝負僕の勝ち』」
タツの一言で一瞬にしてコトノのHPが綺麗に消滅した。
『稀に見ない最速ゲームエンド!!ウィナー、タツ!!』
『コトノは可哀想だ』
ゼロが哀れに言う。タツに捕まったのが運のつきだ。
「基本、女の子には手を出したくありませんしね?あと、素早く終わらせるのにこれ程適した物は無いでしょう?」
『言い訳染みてるが格好いいから良し!!』
『良いのかよ!?』
観客の大半が非難の声を上げたが、シーカーは再びマイクを持つ。
『えー、意外にも早く終わったため三回戦に参りましょう!次の対戦は……』
画面のルーレットが止まり、プレイヤーが写し出される。
『決まった!三回戦はエース選手VS……おおっと!?これはワーニング標識!?まさかの初戦がエース戦とは!!』
シーカーの実況に合わせて、エース&クイーンが現れる。
「対戦相手は誰なんだ?」
「まーまー、誰だって大丈夫だよ!」
クイーンが呑気に言うと、その声に反応する。
『ほう……。ならば俺でも勝てると豪語する気か食イーンとやら』
「誰だ!?」
「と言うかその理不尽な名前止めて!?」
二人の声(一人は少し非難気味)が響くと、闘技場の奥から、それは現れた。
「虚ろなる深淵より、太陽を喰らうが如く、その牙を剥き出しにする……」
黒きコートを風になびかせ、その男は現れる。
「その髪は銀、その瞳は黒と緑。今ここに推参する」
男はコートを剥がすと、名乗る。
「俺の名はアビス。そしてこの剣は……」
背にあった剣が輝くと、それは人の形を取る。
「アビスの相棒、エッジこと?深淵の片刃剣?。主が進化したことで私も進化した」
エッジはクイーンに指を指すと、宣言した。
「我がポジションを奪った報い……購わせてやるわ!!」
『言い方がラスボスだ二人ともーーーーー!!!』
シーカーが叫ぶ。いや、確かに微妙にポジション被ってなくもないが……。
「酷い!それ横暴な言い分じゃん!!」
クイーンの反論もっともである。
「……エッジ、ゴチャゴチャ言ってるな
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ