24話 破壊
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ルを貼られなくて本当に良かったと思う。
見れば見るほど少女めいた微笑みを浮かべる彼……あの怪力がなかったら誰だって間違うものじゃないのか。今もただの少女にしか見えない。……背中の剣を見なかったら、だが。
だが、彼の仲間は誰も彼も彼を当たり前だが男として扱う。だからこれは間違ってないのだ。そう思っておく。自分の目を、もう信じられない。
そして多分、これからもう彼に会うことはないはずだ。
そう考えて、マイエラ修道院を振り返る。俺の、居場所のない、住処……だが、敬愛するオディロ院長の居る……。
その、マイエラ修道院に、火が上がっていた。血の気がザァッと引くのだけが、無音になってしまった、モノクロの世界で認知できた。
・・・・
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