機動戦艦ナデシコ
1303話
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んなに平然としてるの!?」
驚くというより寧ろ納得したといった様子のハルカとは裏腹に、エリナの方は信じられないという表情を浮かべている。
だが、そんなエリナに対し、ハルカは諭すように口を開く。
「あのね、エリナ。クリスマスパーティの夜の事を思い出してみなさいよ」
ハルカの口から出た一言は余程意外だったのだろう。エリナは一瞬動きを止め、急激に顔を真っ赤に染めていく。
夜に起きた事を思い出しているのだろう。
「思い出したみたいね。いい? もしアクセルが1人としか付き合えないとなると、夜はどうなると思う? ああいう行為を、自分だけでどうにか出来ると思う? 普通に壊れるわよ?」
いや、妙に生々しい事を……まぁ、それを行った俺が言うべき事じゃないんだが。
「それは……」
「分かるでしょ?」
確認するような視線を向けられたエリナは黙り、改めてハルカは俺の方へと視線を向けてくる。
「それで、恋人の数は何人いるの? アクセルに抱かれたんだから、そのくらいは聞いてもいいわよね?」
「ホワイトスターにいるのは9人だ。ただ、今回のように他の世界に転移した時に出来た恋人が2人いる。そっちは諸事情があってその世界とホワイトスターが繋がっていないから、まだ合流してないけど」
「……11人……他にも恋人がいるのは予想してたけど、まさかそんなに恋人がいるなんて思わなかったわ」
11人というのは予想外だったのか、ハルカの顔に驚きの表情が浮かぶ。
エリナの方は予想外過ぎたのか、何も口にはしない。
「それでも、私はアクセルが好きよ」
ハルカがそう告げるが、エリナは驚きから我に返る事は出来ず、ただ黙ったままだった。
そうして何かを口にしようとした瞬間、コミュニケの着信音が周囲に響き渡る。
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