26部分:第二十六章
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」
「邪魔だ!」
そしてその人々を目が吊り上がり頬の張った男達が乱暴にどけていた。その手にそれぞれ木刀や鉄パイプを持ちそれで人々を威嚇していた。
服は飛行服であった。その左腕に腕章を巻いている。その彼等が居丈高に喚いていた。
「日本は敗戦国だ!文句は言わせねえぞ!」
「俺達は勝ったからな!勝った国の人間の言うことを聞け!」
「くそっ、何て奴等だ」
「これまで同じ国だったのにな」
日本人達は彼等に対して隠れて舌打ちするしかできなかった。
「それがああして威張るか」
「これが敗戦ってやつか」
「負けた奴にはな、何もする権利がねえんだよ!」
「勝った奴が偉いんだ!だからな!」
後ろにいるマントの老人には気付いていなかった。威張るあまり。
「日本も負けたらションベンよ、ションベン!」
こう言った時だった。その後ろに来た男がぶつかってきた。やけに大柄だった。
その彼に振り向いて男は吊り上がった目がある顔を蒼白にさせ。そのうえで小どころか大の方まで失禁させて言うのであった。
「ショ、ションベン・・・・・・」
異臭を漂わせはじめる彼に口に何か細長いものが突っ込まれそうして。彼は青白い高圧電流に身体を巻きつかれ爆発させられそのうえで断末魔の声をあげるのだった。
「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃーーーーーーーーーっ!」
「ふむ、この時代にタイムスリップしてきたのじゃな」
天本博士はその男の断末魔の声を聞きながら言うのであった。
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