第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
CLANNAD 〜日常と幻想、そして開戦〜
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杏にボコボコにされるぞ」
するとギギギと春原の首が傾き、ホント?、と岡崎に問いかけていた。
ちなみに岡崎の目もかなりマジだった
「んー、あ!」
と春原はなにか思い付いたようでオレの方に歩いてきた。
「なぁ、お前、僕よりあとに演劇部に入ったってことは僕の後輩だよな」
「まぁ、そうなるのかな」
「よし!今から僕が言うことに逆らうなよ!」
「やだ」
「逆らうなって言っただろぉー!」
「なあ岡崎。こいつどうすればいい?」
「杏を呼んでこい」
「よし!」
「よし!じゃねーよ!なんだなんだぁ?お前僕が怖いのかぁ?女子の力を借りるようなチキン野郎かぁ?」
春原がチンピラのようにケンカを売ってきた!
「あぁ?てめぇもっぺん言ってみよぉかぁあ゛?」
蒔風はメンチを切って春原に凄みをきかせた!
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
春原は戦意を削がれた!春原はへたれた!春原の敗北!
「まったく、何してんのよ」
「杏」
「ほら、昼ご飯食べに行くわよ。あんたも」
「あ、ああ」
どうやら俺のこともかろうじて演劇部の仲間として受け入れられたようだ。
なんでか知らないけど。
あまりからんでないんだけどな。しかたないけど。
理由探ってもいいけど・・・最終的に「世界ってスゲー」で終わる気がする・・・・
そうして俺たちは杏に連れられ演劇部部室まで行き昼飯を食べた。
なお、昼飯には岡崎からもらった「メカニックパン」なるパンを。
パンとは思えないほど硬くて、食べるのに難儀したが、まあ俺だし、何とか食いきることができた。後ほど計測したら鉄分がとんでもない量入っていた。
そういうものなのか?鉄分って
さすがにひとつでギブアップして、残りの二つのうちの一つは春原にあげた。
食えないと騒ぎ出したところで杏がもうひとつを投げつけた。
春原の口にクリーンヒットし、そのまま食道に流れ込んで詰まったようで、水を飲んでもふやけず、このままでは春原が死んでしまうので思いっきり腹を殴って一命をとりとめさせた
そうして午後の授業も終わり放課後である。
今日は皆それぞれに用事があったようなので、部活はないそうだ。
ちょうどいい、このまま岡崎の家を調べて今日から張りこもう。
俺の世界みたいになるのはまっぴら御免だからな。
そうして岡崎は渚と一緒に下校しだした。
その後をついていくオレ。
すると二人はパン屋さんの中に入って行った。
ここが岡崎の知り合いのパン屋ってところか?
店名を見てみたら「古河パン」と書いてあった。
ということはここは渚の家
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