第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
CLANNAD 〜邂逅〜
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す。」
「ん、一ノ瀬さん。願いします。」
するとフルフルと首を振り、
「呼ぶ時はことみちゃん」
と言ってきた。
いきなり名前か・・・・
「で、ではよろしくです。こ、ことみちゃん」
名前で呼ぶのはなんか慣れないな。
だけどこれもやってくしかない・・・か
「まあ、これぐらいかしらね」
「なあ、あいつは?」
「あいつは春原よ」
「それだけ?」 「それだけよ」
「へ、へえ・・・」
「ねえあんた。どうしてこんな時期に部活動に入ろうなんて思ったのよ」
「え?」
「だってあんたも三年でしょ?あたしらもそうだけど、受験やら就職やらあるでしょう?なんで?」
ああ、まあそうだろうな、こんな時期に今更部活だもんなぁ・・・
さて、どうしようか・・・・
馬鹿正直に言って信じてもらえるわけがない。
ここはそういう世界じゃない。
ここは下手に言い訳するより、半分本気のこれで行くか・・・・
「それは・・・失った青春を取り戻すためさ!」
その瞬間、空気が凍った。
盛大に外した。これは・・・まずい
この場をどうにかする能力は十五天帝にもない。
というか、そんなことできる能力があっても困るが。
「まあ・・・・いいわよ。ちょっと気にしただけだし。あははははは〜」
「いじって!!せめていじってください!!」
「いいのよ?無理しなくて」
「うぅ・・・この空間が・・・茨のようにツライッ・・・・グズン。それで、今日はどんなことをしてたん?」
気を取り直して、蒔風が聞く。
特に練習に打ち込んでる、という様子でもないが・・・
「えっとですね、今日はというか今日もと言いますか・・・」
「私たち、学園祭でもう劇をやっちゃって。だからなんとなーく集まってるだけでして。それにもう卒業だし・・・・」
「というわけよ。入るのはいいけど、やることないわよ?多分」
「そっかぁ・・・・まあ、それでもいいですよ」
「あ、そ」
そう、ここに最主要人物であろう岡崎が居るなら、この部に身を置くことは必要なのだ。
やることはむしろそっちなのだし。
それからみんなと会話して、春原が目覚め、パシられて、戻ってきて、落とされて、またみんなと話して、あっという間に下校時刻になってしまった。
それと、みんなと話しているうちに岡崎とも握手をした。
なんか波長がビビッと来た。
やはり彼が主人公だったようだ。
そして、
「じゃあもう帰りましょうか」
と古河が言うと、それが号令だったかのように皆帰り支度を始める。
「そうだな、これ以上遅くなると、おっさんも心配するしな」
「あ
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