第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
CLANNAD 〜邂逅〜
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。
「演劇部ってどこで活動してるか知ってるか?」
「知っています!風子についてきてください!」
そう言って風子は歩き出した。これで迷わずに済む。
そしてほどなくして演劇部の前に到着した。
「では!風子はこれで!」
「ん?ああ、ありが・・・と?」
振り返るともうそこには風子はいなかった。
いったいなんだったのだろうか?
思いつつも、本来の目的を果たすべく、蒔風は演劇部部室に入って行った。
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「えっと、ここって演劇部であってますか?」
中に入っていく。
そこには見知った顔が三つ。岡崎と藤林と金髪童顔である。
「蒔風君じゃないですか。どうしたんですか?」
「いや、来てみただけなんだけどね」
まず、面識のある藤林が話しかけてきた。
すると同じような顔をした、しかし気は強そうな女子が近づいてきた。
「あんた誰?・・・ああ、今日急に転向してきたっていう奴?入部希望者?」
「まあ、そんなところですかね?で・・・・」
「ああ、あたしは藤林杏。こっちの椋とは双子であたしが姉ね。・・・おーい!部長ー!入部希望者だぞう!挨拶しなさいよー!」
自己紹介してからのテンポが速い。
藤林杏は、奥のほうに声を飛ばして誰かを呼びだした。
すると部長と呼ばれた気の弱そうな女子がうつむいて何かをつぶやいていた
岡崎もそばにいる。
・・・・なんて言ってるんだ?あんぱん?
「え・・・・えっと、演劇部の部長をやっている古河渚です。入部、ありがとうございまふっ!」
と言いながら手を出してきた。握手か。というか噛んだか?今。
演劇部の部長なんですよね?
そんなことは考えながらも口には出さず、伸ばされた手に握手する。
すると情報が頭の中に流れ込んできた。
彼女は・・・・最主要人物に最も近しい主要人物か・・・さしずめ主人公の彼女ってところか?
主人公が女なら親友ってとこだが多分・・・
「ああ、こいつあがり症でな。さっき自己紹介したよな。岡崎だ。」
とそこで岡崎が話しかけてきた。なるほど、噛んでしまったのはあがり症のようである。
・・・・本当に大丈夫か?演劇部。
「ああ、どうも」
「あー!てめえは美少女転校生の夢を粉々に打ち砕いてくれた奴!」
「気付くの遅いな!?」
「うるさいぞ春原」
そこに春原(と言うらしい)男が蒔風に怒号を飛ばしてきた。
その怒号に蒔風も返して勝手に落ち込む。
注意されるのは春原だけという理不尽はお約束か。
だが、彼はここから
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