第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
the days 崩壊〜序章〜
[2/4]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
で・・・え?全員?
ともかく、彼、そしてその友人はいろいろ似たり寄ったりのメンバーだ。
話し相手は最高に気の合う仲間達。高校からの親友。
そんな風に街をみんなで歩いてた時。
彼はそのときのことを語る。
そう、それだけの日常だったのだ。
いつも通りの日常。
そこからの急展開を、彼はこう語る。
「まぁ、世界の終わりってのはあっけないっていろんな漫画とかアニメとかゲームでお決まりの言葉だから言いたかないけどさ。二番煎じっぽいけど言わせてもらおう」
――世界の終わりはあっけなくやってきたんだ
------------------------------------------------------------
急に隣にとまってた車がポーンと跳ねて落ちた。
川の水が何人かを飲み込んでいった。
看板が落ちて悲鳴が上がった。
街中でティッシュ渡される。
そんな当然の動作と同じくらいの感覚で、そんなことがいきなり起こったんだ。
なんの前兆すらもなく、やってきた。
当たり前のように俺たちの目の前にそれはやってきた。
その中で、あいつがあらわれた。
ゴシャゴシャの街を歩いてきた、そいつ。
街の状態など一切気にしないで、普通に歩いてきた。
まず気になったのはその黒い人影。顔が見えねえなって思ったら本当にただ黒くて、多分近づいてもわかんねえと思う。
全然顔がわかんねえ。
でもノッペラってわけじゃないんだ。
なんだろうな、顔にずっと影がかかって微妙に誰だかわかんないシーンとかってあるだろ?あんな感じ。
んで、現在に戻るんだが・・・・・
オレの10メートルくらい前で止まってこう言ってきた
「貴様がこの世界の最主要人物か?」
いきなりなんだ?
最重要人物??なんだそれ?
「まぁ、わからないか、なっと!」
語尾に力を籠め、そのままそいつの蹴りがとんでもない勢いで突っ込んできた。
オレはみんなを突き飛ばしながらながら横っ跳びしてそれを避けて・・・
そして見ちまったんだ。オレの代わりに横っ面から蹴られた自販機を。
おそらく蹴りながら無理にオレを追って変な方にずれたのだろうが、それならこれは全力じゃない。
それでもなんと、自販機がひしゃげて、三つも貫かれていた。
「へ」
「ちょ」
「なんと」
「・・・・・・・・・・・おいおいおいおいおいおいおいおい!!まてまてまてまてちょっとまて!」
口々に漏らしていく仲間たち。
その中で、俺はホイホイと言葉が出てきた。
・・・いや、まあ連呼しただけだから内
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ