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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第52話 授業が眠たいのは万国共通
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「……………って、ああー! ちょ、ちょっと!! 喧嘩はやめて! 判んないならちゃんとみんな教えるから。(後半部分は授業に関係ないし……スルーかな)」
カイトは、その喧嘩を止めようとしたのだが、止まらない。
「このー!」
「この!!」
「なによー!」
ポカポカポカ〜〜っと、叩き合いの喧嘩が始まった。でも大丈夫。怪我したりしない。両手をぐるぐる〜と奮って、ぽかぽか、叩き合ってるだけだから大丈夫だ。完全に子供の喧嘩。
でも、厄介な事に、喧騒だけはいっちょまえに大きい。騒がしい。
「(このままだと… ね…寝れない… しかも 聞いてくれない………、何より、嫌な予感しかしない……)」
という訳で、この場から脱出。
安住の地を求めて。
「ああ! カイトっ! オレに教えてくれる件は??」
暫く、カイト同様に、突然の事に呆然と見ていた月音は、カイトが移動していくのが見えた為、慌てて訊き直した。
「ちょっろ、 今日はパスだ!! なにやら嫌な予感がするか…………っっっ!!」
その予感は、綺麗に的中した。
カイトがいなくなったのに気づいた女子達はと言うと。
「「「あ!!まって!!」」」
一斉にに走って向かってきたのだ。ロケットスタート。陸上部も真っ青なクラウチングスタートだ。
「ちょ!! うぎゃあ〜〜〜」
それは、最早一瞬の出来事である。
人波に溺れるなんて経験はないし、見た事もないのだけど、瞬く間にカイトは女子生徒達に押しつぶされるように、沈んでいった……
「(って、オレが何したーーーっっ!! ただ、眠ろうとしただけじゃないかーーーーっ)」
揉みくちゃにされるカイト。
柔らかい感触も、それなりにはあって、顔が赤くなったりもしたのだが……、後半は圧力がハンパなかった為、何も考えられず、ただただ 苦しむだけなのだった。
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