混乱する世界
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のだ。
「はい・・・ただ一つだけ、懸念なのは地球側で・・・こちらの機体を鹵獲するために向かってきた機体もいるということですね、」
「それは仕方なかろうて、あれだけ戦時で大暴れしおって、会話もせずに逃げるなんてことをすれば誰だっておいかけるじゃろうて、最もとモビルドールのプログラムによって動いているためか通信もなにも出来ない上に、妨害されれば追いかけることが出来ないようにするまではインプットされているのじゃから、相手もかわいそうとおもいぞ」
そうなのである、実際にシュタージュの機体は全機ともビームサーベルによって切られており、修理するにも大量の修理パーツが必須な上に、露骨にも自軍を助けてくれた機体を問答無用で捕まえようとする映像も残っているために、現在は多少の権限と予算が減らされているのだ。
これがドイツ国内であれば揉み消しも可能ではあるが、普通に国連も参加している作戦でこんなまねをしているのだ。
自国の映像は消せるが、他国の人間・しかも国連に属している人間を簡単にシュタージュの権限で捕まえて、処刑や拷問・スパイにされるなど、国際社会を考えると出来ないのだ。
特にこの時期のドイツはソ連には逆らえない国になっていることもあり、ソ連がそれを止めろと命じたらたとえシュタージュでも止めるしかないのが現状であった。
ただシュタージュ側も黙ってやられるほど馬鹿ではなったのだ、その時の切られた時のデータをちゃんと持っており自分達の研究機関にそのデータを渡して解析を頼んでいたのだ。
「本当にあれは粒子兵器なのからし・・・今対戦ではBETAのレーザー種しかもっていなかったはず・・・アメリカやソ連でもまだ開発中の代物が・・・あれ程量産されてしかも機体に配備できるとなると・・・例の計画・・・いいえそれはありえないわ・・・・ソ連のスパイをはかした情報とわれわれが手に入れた情報ではあの計画は人工的な人間を作る計画よ・・・だとしたら・・・何処の国の機体なのからしね」
ベアトリクス・ブレーメ少佐の言葉に今ではシュタージュの忠実な人間になっている【リィズ・ホーエンシュタイン】が
「わかりませんが・・・ただいえることがあります、今はあの機体の情報は他の情報機関に任せて、今は国内のスパイや反乱分子の排除を考えるべきでは」
確かにそうである、シュタージュといってもその権限が使えるのは国内だけである、イギリス・フランス・日本・中国・ソ連・アメリカといった早々たる国々があの機体の情報を探す為に動いているのだ。
それならば国内の反乱分子の排除などしてシュタージュに逆らえる勢力をなくすことで、今後のその機体の情報をいち早く手に入れるべきと発言しているのだ。
「そうね、
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