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【DIABOLIK LOVERS】ライトのお気に入り
episode01

[2]次話
彼と私の始まりは、ふとしたことだった。







*****




「…最悪」







私は、嶺帝学院高校2年。



元々運動が苦手で、今日の体育の授業に怪我をしてしまった。



膝をすりむいて、血が出てる。





それで、先生に言って授業を抜け、保健室へ向かった。








ガラガラッ…。



静かに、保健室の扉を開けて、中に入る。



しんと静まってるから、先生も居ないな。






そう思って、とりあえず、怪我をしたところを水で洗う。



「痛っ……」




水が染みて痛いけど、我慢。






それから消毒して、大きめの絆創膏を貼って、一息ついた時………。



























「ん………」








保健室に、私ではない誰かの吐息が、小さく聞こえた。



私は周りを見るが、誰も居ない。




もしかして…と仕切りのカーテンを、そっと開き、ベッドを覗く。







「!」



ベッドには、ひとりの男の子が眠っていた。



[2]次話


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