大神の試練 紐育篇4 公演当日
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大神とエリカが、ラチェットから試験内容を聞いてから数日後・・・
ついに本番前日となった。
「大神さんついに明日ですね」
「エリカ君どうして君は平気なんだい?」
「何がですか?」
「エリカ君君は凄いよ、この状態でいつもの君の魅力を出せてるからね」
大神は感心していたエリカの性格を、この子には緊張と言う言葉は、存在しないだろうなと。
大神はそんな事を考えながら、ベッドで横になりながら、いつの間にか眠っていた。
そして公演当日を迎えた。
「さて大神さん、頑張ってこの試験をクリアーしてくださいね」
さくらが心の中で、大神にエールを送りながら開演するのを、待っていた。
時は遡り、大神公演前日の帝都では・・・
大神とエリカより早く、大河新次郎が、直哉の代役で大帝国劇場のステージに立っていた。
「きゃああ。直哉君の代役の子も可愛いわ」
「そうかしら、私は、直哉君のほうがいいわ」
「それは、私もそうだよ、でも直哉君は支配人でもあるから」
「確かに直哉坊が居なければ、帝劇は成り立たんと思うな」
等と常連客が言う。
そんなお客の声を聞きながら、苦笑いをする直哉だった。
「さすが新次郎君棚、女装なのに本当の女性に見えるんだから」
「本当に僕引退考えようかな」
直哉がポツリと呟いた言葉を聞いたお客が大声で叫んだ。
「直哉君が引退だとーーー」
「「「「「「えーーーーー」」」」」
「直哉君引退しないで」
「まさかあの子の登場は、直哉君の引退フラグなのか?」
「やだーー直哉お兄ちゃん辞めないで」
「皆さん落ち着いてください。僕は当分辞めませんから」
「本当?」
「ああ、本当さ」
お客が驚いて舞台は少しの間、中断したが、続きが再会された。
時は元に戻り紐育では・・・
日本でそんなトラブルがあった事を知らないさくら、エリカ、大神の3人だった。
そして刻々と迫る。大神とエリカの出演時間が、だが大神は、未だに覚悟が決まらずに居た。
「俺は、無事に帝国華撃団に戻れるのかな?」
「大神さん何してるんですか?もうすぐ私達の出番ですよ」
「ああ、わかったよエリカ君」
大神はエリカに呼ばれ、舞台袖に向かった。
そしてついに二人の出番のときが来た。
二人の出番をさくらは、客席から見ていたが、途中からロビーに向かって歩き出した。
果たして大神とエリカの結果は・・・
その夜・・・
大神は試験の対象の舞台を終えて、安堵していた。だが、大神のパートナーのエリカは、今日の舞台の自分の出来に、多少不満
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