機動戦艦ナデシコ
1302話
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軍なんだから、交渉するのなら連合軍と交渉するべきだよ!」
「そう言いたくなる気持ちも分からないではないんだが、そう簡単にはいかないんだよ。こう言っちゃなんだが、基本的に異世界間貿易に参加する世界ってのは表向きはともかく実際には俺達の保護下というか、従属……というのはちょっと厳しいか。具体的には俺達を上位の存在としている世界が殆どだ」
ギアス世界、SEED世界なんかはまさにその典型だろう。俺達の力を借りてそれぞれの世界を統一したんだから。
まぁ、SEED世界は統一とまではいっていないが、それでも最大の勢力を誇っているのは間違いない。
ネギま世界は1つの学園都市や企業という扱いだし、マブラヴ世界なんかは俺達の協力がなければBETAに滅ぼされて終わるだろう。
そういう意味では、マクロス世界がもっとも俺達と対等に近い関係だろうが、向こうだって俺達から資源やら何やら足りない物を購入しているという関係だ。
更に純粋な戦力に限って言えば、シャドウミラーは他の世界を圧倒している。
人数自体は少ないが無人機の数は圧倒的だし、量産型Wはその辺のエースパイロットを優に超えるだけの強さを持っている。
ぶっちゃけ、ナデシコのエステバリス隊5機が揃って量産型Wの操縦するシャドウ1機と戦っても、恐らくシャドウの方が勝つだろうってくらい。
……いや、それはパイロット技能云々よりも機体性能の差が大きいか。
「さて、このナデシコ世界を実質的に支配していると言ってもいいような連合政府や連合軍が、俺達シャドウミラーの下風に立つ事を良しとすると思うか?」
ムネタケの性格が連合軍の性格という風に考えるのは色々と無理があるが、それでも一端を知る事が出来るのは事実だ。
また、図書館でこの世界の事を調べた時にこれまで何度か独立運動のようなものが起きているというのがある。
特に100年程前に起きたという月での独立運動はかなり大規模な騒ぎだったらしい。
その月で起きた独立運動も、結局は鎮圧してしまった訳で……そう考えれば、連合政府がシャドウミラーの下風に立つというのは納得出来ないんじゃないだろうか。
シャドウミラーがどれ程の実力を持っているのかを実感すれば話は別だろうが、もしそんな真似をしたら下手をすればナデシコ世界VSシャドウミラー……最悪の場合、門世界に対して行ったような異世界間連合軍を結成したりするかもしれない。
そこまですればこの世界の連合軍も大人しくはなるだろうが、正直そこまでして連合軍と取引をしたいとは思わない。
そういう意味では企業であるネルガルは自分達が国と戦えるとは思ってないだろうし、特にこのナデシコに乗っているプロスペクターやゴート、何よりネルガルの会長秘書という顔を持っているエリナは俺の……シャドウミラーの実力の一
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