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決戦!!天本博士VS超時空天下人ヒデヨシ
15部分:第十五章
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り立ったのであった。
「破壊と滅亡を司る天才科学者天本破天荒、ここに見参!」
「何だ!?巨人族の者か!」
「確かにでかいぞあの男!」
「人としてはな!」
 ローマ市民達は彼の姿を見て言う。実はこの時代ローマ人達は小柄だった。ジュリアス=シーザーは一八〇程度あったがこれはかなり大柄だったのだ。博士は同じ程ある為結果として彼等から見ればかなり大柄になるのだ。
「どちらにしろ神ではないな」6
「邪悪な者だ」
「間違いない」
 誰もが直感的にそのことを悟っていた。
「あの黒と白の服の男、一体」
「破壊と滅亡の神なのか」
「何かさ、全然外れじゃねえよな」
「そうだね」
 タロはローマ市民の話を聞いて言うライゾウのその言葉に頷いていた。
「あの博士じゃね。それも当然だよ」
「で、どうなるんだろうな」
 ライゾウはまた言った。
「このままよ。大騒動起こすんだろうな」
「それは間違いないね」
 そんな話をしているうちに博士はコロシアムの中央に降り立った。漆黒のマントがそのまま翼に見える。まさに破壊と滅亡の翼である。
「さあ、ローマ帝国の市民達よ」
 七色のサーチライトに照らされた博士の言葉が続く。
「今こそ見せようぞ、この天本破天荒の素晴らしい発明を!」
「皇帝」
「うむ」
 あの緋色の服に月桂冠の男が周りの者の言葉に応えていた。
「ここはやはり」
「あれだ」
 彼は言うのだった。
「近衛軍を出せ。いいな」
「はい、すぐに」
 すぐにコロシアムにずかずかと槍に盾、それに鎧と兜で武装した兵士達が入って来た。彼等が何者なのかはもう言うまでもない。

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