第20話 共闘
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げつけた。
「えっ......」
「ちっ!」
サソリが反応して傀儡を飛ばし、御坂の身体を持ち上げると高速で横へと翻させる。
操者のサソリから人形が離れたのを確認すると木山は、再び電撃を溜め始める。
それも木山の計算の内
早めに赤髪君を潰しておかなければ
御坂美琴という壁が無くなった君に電撃のサービスだ
腕を動かしているサソリに向かって木山が最大出力の電撃を放つ。
迫る電撃に御坂は、ハッと人形に捕まりながら息を飲んだ。
サソリからは、キィィィンという妙に高音が漏れ出す。
バチンという硬いもので殴られるような音の後にサソリの乗っていた車椅子が電撃による衝撃で飛び上がり、黒ずむ。
しかし、吹き飛ばされる車椅子にはサソリは乗っていなかった。
「ククク......やっときたか」
無残に転がる車椅子の隣に突如として黒い影が高速で移動してきた。
黒い影は二足歩行をすると顔を上げる。
計算通りにいった
黒い影の正体であるサソリだが、その雰囲気は以前とは別物に近い。
写輪眼を宿した瞳に白目の部分が真っ赤になった眼をしている。
それは木山が使っているレベルアッパーと同じ副作用のように見えた。
「あっ......あ!?」
木山の顔に焦りと動揺の顔が浮かんだ。
「お前がどれだけの数を使っているか知らねえが......数が多ければ良いってものじゃねえ、問題は質だ」
サソリが印を結び出すと身体中からチャクラが炎のようにまとわり付いた。
周囲の岩にピシッとヒビが入る。
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