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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第20話 共闘
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リ達に向けて放つ。
写輪眼で分析を開始するが
「血継限界か」
瞬時に判断を下すと傀儡を操り、砂鉄を集めると巨大な三角錐を作りだし、自分達を守る。

「さてと......」
サソリは三角錐の砂鉄を崩すと上空へと持っていき、細長く鋭利な刃先へと変形させた。

砂鉄時雨

夥しい数の砂鉄状の刃物が木山に降りかかる。

これも先程受けた技。
木山は衝撃波を飛ばして、砂鉄を弾き飛ばしていく。
人形は、更に腕の装甲を剥がすと札のようなものが現れるとボンと煙を出して、多数の腕が一斉に木山へと向かって行った。
木山は、バックステップで多数の腕から逃げようとするが縦横無尽に動くためになかなか振り切れない。
木山は、レーザーを出すと伸びてくる多数の腕へと突き出した。
プスプスと木が焦げる匂いが辺りに立ち込める。
木山の居る所にぽっかりと人形の腕が開けていく。


「......御坂、合図を出したら攻撃できるようにしておけ」
「分かったわ」
サソリは掌を下に向け、少し上に上げる動作をした。
木山に向け多数の腕の中から筒状の物が出現し、仕込まれたクナイをグルリと放った。
「!?」
木山は地面を踏みしめて衝撃波を飛ばし、サソリの傀儡ごと吹き飛ばした。
多数に伸びた腕と傀儡が弾き飛ばされる中で立った一つの腕だけが木山の方を向いていた。
隙をみて放たれたのはクナイ。
その後ろからロープが付いている。
木山は、能力を使おうとしたが大規模な能力を使ったすぐ後には少しだけ能力が使えない時間があった。

予想通り
不意打ちに近い形を取ってしまえば、能力の発動が遅れるな

ロープ付きクナイは、木山の身体に巻きつくと両手の自由を奪う。
「御坂!」
バランスを崩した木山に御坂が走り出して、電流を流した拳を振りかざす。
「イッケェェー!!」
電撃を充填した拳が正確に木山の肢体を貫いたように見えたが、人間に当たった感触がなく地面に突き立てしまう。
電流に周囲の金属が反応してカタカタと音が鳴った。

「!?」
どうして?
よく見ると木山より少しだけ離れた場所を殴っていた。
「危なかった。少しだけズレていたらモロに食らっていた所だ」
木山は、弾き飛ばされたクナイを拾うとロープを切り出した。

写輪眼で見ていたサソリは、瞳に力を込めた。
「そういうことか」

偏光能力(トリックアート)

サソリが出現してから木山は警戒して自分自身に使っていたネットワーク上の能力だ。
御坂との焦点を狂わせて攻撃を逸らした。
サソリの攻撃の時には、写輪眼で正しい場所を映していたが、御坂には少しだけズレた場所へ焦点を結ばせていた。

「この距離では躱せるかな」
ロープからの呪縛から離れた木山は、御坂に向けてアルミ缶を投
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