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Eipic1-B移ろいゆく季節〜He and girls of the day〜
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†††Sideはやて†††

「ただいまです〜」

「八神はやて准陸尉、リインフォース・ツヴァイ二等空士。ただいま戻りました」

事件捜査を終えたわたしとリインは、所属してる本局捜査部・特別技能捜査課のオフィスに帰った。敬礼して挨拶すると「はい。ご苦労様」って、特捜課の課長であるクー・ガアプ一等陸佐が労いの言葉を掛けてくれた。黒のショートヘア、空色の瞳をしてて、仕事に関したら厳しいけど、プライベートやととっても暖かで優しい人や。

「八神准陸尉、お疲れさまでーす」

さらに、とっても綺麗な水色の長髪をポニーテールにしてるシャルちゃんと、「お疲れで〜す。准陸尉〜」ローズピンクの長髪をおさげにしたルミナ(本名はアルテルミナスって結構長い)からも労いを貰った。ってゆうか・・・

「んもう! またそうやってからかう〜!」

ぷう〜っと頬を膨らませて見せる。わたしは上級キャリアの試験を受け、そんで合格。二等空士から一気に准陸尉へと昇進した。それを理由にいろいろとからかわれる事が多なった。

「でもまさか、一気に階級を追い抜かれるとは思わなかったよ。しかも嘱託に・・・」

ルミナは曹長。准尉の1つ下の階級やな。准尉への昇進試験をルミナは2回落ちてる。そのこともあって今ではわたしの方が上官になるわけなんやけど、上官ぶりたいわけやない。シャルちゃんもルミナも当然解ってるんやけど、一種の気晴らしとしてわたしをからかうんやもん。そろそろ本気で怒ろうかな〜。

「それにしても1年で結構変わっちゃったよね、わたし達・・・」

シャルちゃんが寂しそうにそう言うた。チーム海鳴のみんな、中学校に進学してからは小学校の頃以上に仕事がバラバラになってしもうて、管理局で逢うことなんてまずなくなった。リンドヴルムのように協力して事件に当たる、ってゆうほどの大事件も起きへんし。

「特にルシルが完全に離脱したのが大きいというか、さ・・・。少しくらいは相談とかしてほしかったよね。いきなりはやての家から出てくし、学校の進学もやめるし、正式に局員になるし。そのうえ理由を付けて直接逢おうともしない。何よそれぇぇぇぇーーー!!」

「落ち着いて、イリス! 顔が放送事故を起こしてる!」

シャルちゃんの怒りは当然。全く以ってその通りやって同意する。ルシル君とアイリが出てった翌日。わたしらはルシル君とアイリを本局の中から捜し出して、そんで謝らせた。そん時に教えてくれた理由のこともあって、ちゃんと許した。そやけど、その日以降はもう酷い。全然逢えへんもん!

・―・―・回想や!・―・―・

――はやて。突然、家を出て行くことを許してほしい。君も、俺も、もう孤独じゃない。シグナム達が、なのは達が、君の側に居る。だからもう、俺が居なくても大丈夫だって思う。
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