暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-B移ろいゆく季節〜He and girls of the day〜
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生に問い合わせてみたよ。どうやらルシルは、生まれ故郷のドイツの学校に進学することになってるみたい。でも・・・」

「ドイツ生まれっていうの、ルシルが魔術を使って偽装した国籍だけど・・・。でもだからってそっちの学校に行くなんて考えられない」

「やっぱり本当の出身世界のフェティギアに帰っちゃったのかな〜・・・?」

「携帯電話じゃ連絡とれないってことみたいだけど、念話はどうなのかな?」

「それもダメなのよ、なのはちゃん。念話も繋がらない。完全に界外に行っちゃってるわね」

連絡手段が何もあらへん。みんなが打つ手なしって唸る。そこに「リンディ提督に、フェティギアの住所とか訊いてみたらどうだ?」ヴィータがそう提案した。フェイトちゃんがすかさず「訊いてみる!」リンディ提督に連絡を取り始めた。

「ルシル君が管理局を辞めていないなら、管理局の局員データに問い合わせてみたらどうかな?」

「ナイス、すずか♪ あたしが当たってみるわ」

わたしら八神家の保護観察処分はもう終えてる。そやからいつ管理局を辞めても問題あらへん。もしそうなら、やっぱりルシル君はフェティギアに帰って、本格的に“エグリゴリ”との戦闘に入るつもりなのかもしれへん。

「え? じゃあ母さんも、ルシルがはやての家を出てくことを知らなかったってこと?」

『当り前よ! 事前に知っていたら必ずあなた達に話すわ!』

スピーカーモードにされてるフェイトちゃんの携帯電話から、リンディ提督から驚きの声が発せられる。そんで『私からリアンシェルト先輩に連絡を入れてみるわ。こちらからまた電話するから!』電話が切れた。

「リアンシェルト総部長・・・」

「頼りたくない相手1番だが・・・」

「人事の一手を管理する運用部の総部長だし、今は・・・」

「つうか、エグリゴリん中で居場所が判ってんのリアンシェルトくらいだろ? ひょっとしてあの馬鹿・・・!」

ヴィータの話に「まさか・・・!」わたしはソファから立ち上がった。ルシル君はリアンシェルトを斃すために本局に向かったんか? 無理や、今のルシル君にリアンシェルトは斃せへん。それはルシル君かて理解できてるはずや。

「ルシルとアイリの局員IDは抹消されてないわ。けど・・・アイリはそのまま特捜課の課員として登録されたままだけど、ルシルだけが内務調査部に異動しちゃってるわ・・・」

アリサちゃんからの報告にわたしらは「え・・・?」呆気に取られた。そこにフェイトちゃんの携帯電話から呼び出しコールが鳴ったから、「母さん・・・?」フェイトちゃんは出た。

『先輩から事情を聞いたわ。ルシル君は来年度から正式局員に昇格され、一等空士にも昇進するみたいね。あと、住まいも本局内の寮になってるみたい。たぶん、今は寮でいろ
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