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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-B移ろいゆく季節〜He and girls of the day〜
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の電話番号を呼び出す。

「出て行った・・・? 出てった!? ど、えっ!? ルシル君とアイリ、この家を出て行ったんですか!?」

「そうなのよ。私たちが寝ている間に、荷物を纏めて出て行っちゃったみたいで」

「置手紙も残されていた」

「そんな・・・!」

リインも突然の別れにショックを受けてる。なんとしてもルシル君とアイリを見つけ出して、勝手に出てったことを叱ってやらな。

『お掛けになった電話番号は、電波の届かないところか、電源が切られておりますので、繋がりません』

「アカン・・・。圏外か電源を切ってる・・・!」

呼び出しコールを切った携帯電話を勉強デスクの上に置いて、わたしは椅子に座って突っ伏した。とそこに携帯電話からメロディが流れ始める。メロディからしてチーム海鳴の誰かからや。わたしは慌てて携帯電話を手に取るんやけど、「すずかちゃん・・・」電話を掛けて来たんはすずかちゃんやった。

「出ないですか? はやてちゃん・・・」

「今は・・・出るほどの気力ない・・・」

鳴り止まない携帯電話をもう一度デスクの上に置いて、また突っ伏す。そんなわたしの代わりに「私が出ますね」シャマルがデスクの上から携帯電話を取って「はい。シャマルです」呼び出しコールを受けた。

「ええ、おはよう、すずかちゃん。ええ。・・・ええ・・・。えっと、実は・・・」

シャマルが、すずかちゃんに事情を伝えた。ルシル君とアイリが突然いなくなったこと、行方知れずになったこと、を。スピーカーの奥から『ルシル君が居なくなった・・・!?』すずかちゃんの驚きの声が漏れ聞こえてきた。

「そうなの。それで今、はやてちゃんや私たちはてんやわんやで・・・。うん、そうなの・・・。あ、今日はみんなで中学校の校舎を観に行くって約束だったわね・・・」

そうや。来月から通う聖祥中学校の女子校舎をみんなで見学しに行こうって約束してたんやった。そやけど、今のわたしにはそれすら億劫や。

「ええ。・・・ええ。・・・判った。ありがとう、すずかちゃん。待ってるわね。・・・はやてちゃん。すずかちゃん達が来てくれるそうです」

「・・・うん」

それからしばらくして「お邪魔します!」すずかちゃん達が来てくれた。みんな息を切らしてて、ここまで急いで来てくれたってことが判る。そんで「はやてちゃん、大丈夫?」すずかちゃんと、「はやてちゃん・・・」なのはちゃんが、泣き過ぎて目を腫らしてるわたしの心配をしてくれた。わたしは「うん」頷いて応えるだけ。

「確かに荷物とか全部持ってったみたいね、ルシルの奴」

ルシル君の部屋に行って手掛かりを探しに行ってたアリサちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん、そんでシャルちゃんがリビングに戻って来た。

「矢川先
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