暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-B移ろいゆく季節〜He and girls of the day〜
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だから安心して、俺は俺の道を進むことが出来るよ。今まで楽しい時間をくれてありがとう。ルシリオン・セインテスト――
――お世話になりました! バイバイ、はやて♪ アイリ・セインテスト――
ルシル君の置手紙を読んで、ルシル君とアイリのの部屋に行ってみると、そこはやっぱりもぬけの殻やった。綺麗にベッドメイキングされてて、開かれたクローゼットの中に衣類は1着も残ってへん。
「っ!・・・いや・・・いやや・・・いやぁぁぁぁぁ!」
その場にへたり込んで叫ぶ。認めたなかった。確かにわたしの側にはたくさんの家族と友達が居る。もう孤独やない。そやけど、ルシル君が居らんくなっても平気ってわけやない。それくらい解っててほしかった。
「はやて!?」
「はやてちゃん!?」
「「主はやて!」」
わたしの叫び声を聞いて駆けつけてくれたシグナム達。そんで泣いてるわたしを見て「どうしたの!?」シャマルがわたしの肩を抱いてくれて、「んだよ、これ・・・!?」ヴィータと、「ルシリオンとアイリはどこだ・・・!?」シグナムが、空っぽになってるルシル君の部屋を見て絶句した。
「うそ・・・! ルシル君とアイリちゃんの私物が何も残ってない・・・!」
「なんでだよ・・・! アイツら、どこに行ったんだ!?」
「ヴィータ。その紙きれはなんだ?」
「え? あ、これか・・・。はあ!? んだよこりゃ!」
ヴィータがわたしの側に落ちてるルシル君の置手紙を読んで怒鳴り声を上げた。そんで「勝手に出て行っただと!?」シグナムも怒りを露わにした。シャマルも続いて手紙を読んで「そんな・・・!」ショックを受けた。
「ザフィーラ! お前、ルシルとアイリが居なくなることに気付かなかったのかよ!」
「む。・・・すまぬ。ルシリオンとアイリは警戒外の対象だったため、気付かなかった」
「ったくよ! お前の耳と鼻は飾りかよ!」
「ヴィータ、言い過ぎだぞ!」
「でも、あれだけの荷物をどうやって運び出したのかしら? 創世結界も使えないのに。そもそも出てくって、行くあてが手あるのかしら・・・?」
「主はやて。ルシリオンと連絡は取れませんか?」
シグナムからそう言われてハッとした。今はショックを受けて悲しんでる場合やない。わたしは自室へと駆け出す。勉強デスクの上に置かれた携帯電話を手にとって操作してると「はやてちゃん・・・?」リインが起きてしもうた。
「ごめんな、リイン、起こしてしもうて!」
「・・・何かあったですか? はやてちゃん、なにか様子が・・・」
わたしがリインからの問いに答える前に「出て行ったんだよ。ルシルとアイリが」続いてわたしの部屋にやって来たヴィータが答えてくれた。その最中にもわたしは、震える指でルシル君
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