4月10日 自己紹介
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「1年3組、才茂裕之趣味はゲーム。得意なことは勉強、特に理科。よろしく」
少し茶色がかった髪の毛、同じ色をした目。目は半開きで、なんだか眠そうでだるそう
少々冷たいが、だるそうにしているだけで、本当は悪い人ではないかもしれない。が、あまり好きにはなれないな
「同じく1年3組、最上由紀!趣味は天体観測。得意なことはないなぁ・・・・放送部と兼部することにしたから、あんまり来れないかも。でも、よろしくね、何かあったら来るから!」
胸まである長く黒い髪の毛、前髪だけ上で小さく結ぶという変な髪型。明るいけど、なんだか変人だ
でも、明るいから、すぐに仲良くなれそうだ。女子だし、いるだけでありがたいよ
「え、この流れ、僕?・・・・あぁ、えぇっと、僕は善田也哉です・・・・趣味は、科学に関する本を読むこと、特技もそれくらい・・・・よ、よろしくお願いします!」
最初は焦りながら話し始め、最後まで落ち着かず、そして誰もやってない、自己紹介後に礼をした
髪の毛はつんつんと尖っているのに、性格は丸く、少し弱々しい。そして、焦ったあとにメガネを少し上げる、癖なんだと思った
悪い子ではなさそう。仲良くできるといいな
「じゃあ、善田が自己紹介したから、次は俺で。1年6組、覚元和仁趣味はネットで動画を見ること、得意なことは、言うならば引きこもりが得意、よろしくな」
この中で身長が頭半分以上抜け出ている、身長が180くらいあるんじゃないかという高さ。髪の毛が少し長く、前髪がちょっと長い
目元が暗くて、顔がよくわからない
目を見ないと、信用できる人かわからないよ。同じクラスだからこそ、信用したいんだ。君は絶対に違うって
仲良くしたいんだ、仲良くしなきゃ、私は・・・・・
「美佳、自己紹介まだだよ?さっきしたかもしれないけど、もう一回!」
「あっ!あ、そうだね、ごめんごめん」
「早速ボーッとしてたね」
由紀はそう言ってふふっと笑った。私の考えてることなんて、わからない・・・・よね?
考えすぎたかも、今はそんなことは考えなくていいはず。ただ、楽しめばいい
「1年6組、皆木美佳趣味は人と話すこと。特技はすぐに出せる笑顔。よろしくね!」
私に趣味はない、特技もない、でも、明るく生きていきたい。そんな願いを込めて自己紹介をした
「なんだか、その自己紹介、変わってるな。誰でも出来るって感じもするけど、得意にしたいんだな」
才茂くんが、突然、私を見て言った。そのだるそうな目は、少しだけ明るく、私に興味を持っているようにも見える
しかも、なんだか見透かされて言い当てられた!才茂くんに隠し事とかはできなさそうだ
「おうおう!それぞれのいいところが出た自己紹介で、けっこうけっこーう!」
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