11部分:第十一章
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なんだよ」
彼等はそれぞれ自分の右足で首輪を指し示してみせた。その首輪を見せながらまた小田切君に対して語るのであった。
「この首輪はタイムマシンでもあるんだよ」
「だから僕達は何時でも元の世界に帰れるんだ」
「そんなこと今知ったけれど」
小田切君も驚く衝撃の事実であった。
「一体何時の間に?」
「あれっ、言わなかったか?」
「この前言ったけれど」
彼等はしれっとした調子で小田切君に話してきた。
「ついでに言えばさ、小田切君の左手のその時計もさ」
「タイムマシンなんだよ。知ってた?」
「そんなの知ってるわけないじゃないか」
小田切君はまた顔を顰めさせて彼等に言葉を返すのだった。
「僕の腕時計がタイムマシンだって?」
「そうだよ、博士が改造したんだよ」
「小田切君がお昼にお皿洗ってる間にね」
「そんなの三十分もなかったけれど」
小田切君は首を捻らざるを得なかった。
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